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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第五章 ミクロな世界の覚醒

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295/550

257 造語


{oris コード

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{崩壊パック

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{Code.10

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{管理者

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{崩壊シナリオ

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{鑑定

特典スキル


・発動により、行使先のステータス、スキル、その他諸々を閲覧することができる。

・閲覧認可範囲は、レベルによって変化する。Lv.23 の場合、23 項目。

Lv.1 :名前表示(小)

Lv.2 : ステータス表示(小)

Lv.3 : 名前表示(中)

Lv.4 : HP 表示

Lv.5 : МP 表示

Lv.6 : SP 表示

Lv.7 : 応答発動

Lv.8 : 名前表示(大)

Lv.9 : ステータス表示(中)

Lv.10 : ステータス表示(大)

Lv.11 :記憶力上昇

Lv.12 :マッピング機能

Lv.13 :瞬間完全記憶

Lv.14 : (new)表示

Lv.15 :特記事項

Lv.16 :特典スキル表示

Lv.17 :マジックアシスト

Lv.18 :on,off 表示

Lv.19 :システムへのアクセス認可(極小)(権限 on)

Lv.20 :システムへのアクセス認可(微小)(権限 on)

Lv.21 :システムへのアクセス認可(中小)(権限 on)

Lv.22 :システムへのアクセス認可(中中)(権限on)

Lv.23 :システムへのアクセス認可(中大)(権限on)


特記事項:無し。}


{崩壊パックⅣ

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{中枢

閲覧権限が一定レベルに達していません。}


{魔王城

ユーラシア大陸中央部に存在する全100層からなる世界最大のダンジョン。

深層になるほどに魔物のレベルは上昇し、あらゆる空間、時間、魔物が存在する。

又、閲覧権限が一定に達していません。}


{時空魔法

特典スキル


このスキルは存在しません。}


…。


……。


………。


…………?


ん????



…。



深淵を覗くとき深淵もまたこちらをのぞいているって言うのはなんとかニートさんの名言だけど、今回ばかりは深淵が深すぎてあっち側からじゃこっち側の様子がわかんないんじゃなかろうか。


「oris コード」、「崩壊パック」、「Code.10」、「管理者」、「崩壊パックⅣ」、「中枢」に関してはまぁ安定のいつも通り、閲覧権限が足りませんで戦果なし。


鑑定様に関しても最近ずっとレベルアップできてないし、その鑑定内容も変わってる様子はなかった。


ただ、「魔王城」と「時空魔法」。


問題はお前ら二人だよ。


まず、魔王城。


こいつを調べてみると、思わぬところで現在位置が判明した。


{魔王城

ユーラシア大陸中央部に存在する…


はい。


ここ、魔王城はユーラシア大陸にあることがわかりましたー。



…はぁ!?


ユーラシア大陸ってアレよね。

6大陸の中でいっちばんでかい大陸で、語源がアジアとヨーロッパを合成した造語の大陸。


…地球の。


…地球のだぜ?


いや、まぁ元々この世界は色々バーチャルな感じで作られてて、現実ってよりはゲームに近い感じの世界ってのはこれまでの考察でなんとなくわかってきてはいたんだけど、モチーフが地球だったって言われると話は色々変わってくる。


だってつまりこの世界は地球をモチーフにしたゲーム的世界で、


多分作ったのは人間なんかじゃないとてもつもない上位存在で、


それってつまり地球が改変されたみたいで、


つまり私は何が言いたいんだ…?


{まぁま落ち着け落ち着け。もしかしたらそのユーラシア大陸が完全に同盟のファンタジー地形とかに適当に名付けられたものかもしれんやろ?}


…ん。

まぁ言われれば確かに。


この世界の名付けセンスって若干厨二くさいところあるし、もしかしたら適当に横文字の名前考えた結果ユーラシアなんて言葉が偶然出てきてもおかしくない。


まぁここが地球の確率とこの世界の創造神がユーラシアって言葉を偶然に思いつく確率のどっちが高いのか私には分からんのだけど。


聞いてみれば早いか。


オート君。

ユーラシア大陸って…?


{ユーラシア大陸

六つある大陸の中で最も多くの面積を有す大陸。

複数の独立国家が乱立し、大陸の最北端には魔王城が存在する。

公用語はロシア語。}


あーあーあーあー。


だめだこりゃ。


かんっっっぜんに地球ですわコレ。


公用語ロシア語だし。


なんか勇者パーティの言語に聞き覚えがあると思ったらロシア語だったのかよ。


はぁ。


ま、物事はプラスに考えよう。


元々私の魔王城攻略はこの世界から脱出して地球に帰ることが目的だった。


特に帰る方法ってのは皆目見当がつかなくて、取り敢えず適当に魔王殺しとけば帰れるだろとか考えてた。


でも、この世界が地球、又は地球をモチーフにした世界だってわかったことで、少なくとも元の世界の繋がりみたいなのが見えてきた事は確かだ。


まぁだって魔王を殺したところで元の世界に帰還できる保証なんてなかったしね。


今はとりあえず少しの希望が見えてきたこの瞬間に感謝をしよう。





んで。


もう魔王城でだいぶカロリー使ったけど、気になるのはもう一個あった。


それがこいつ。


時空魔法。


{時空魔法

特典スキル


このスキルは存在しません。}


特典スキルかつ説明欄の内容は{このスキルは存在しません。}


ヤベェ匂いがプンプンするぜ。


まず特典スキルだけど、コレに関してはいまだに詳しいこととかわかってないのよねー。


なんとなくの仮説としては、特典っていうくらいだから、転生者のみに与えられる特典スキルって感じなのかなって言うのはある。


実際、私以外に特典スキルを持ってたやつはミート・イーターしかいなかったからあんま考察のしようがないんだけど。


ほいで次。


{このスキルは存在しません。}


いや、存在してるやん。

と言うツッコミは置いといて。


この文言、見覚えがある。


私のトラウマ。


闇の世界の住人。


恐怖の使者。



{ステータスの鑑定に失敗しました。Lv.ステータスの鑑定に失敗しました


HP:ステータスの鑑定に失敗しました。

MP:ステータスの鑑定に失敗しました。

SP:ステータスの鑑定に失敗しました。


平均攻撃力:ステータスの鑑定に失敗しました。

平均瞬発力:ステータスの鑑定に失敗しました。

平均防御能力:ステータスの鑑定に失敗しました。

平均魔法攻撃能力ステータスの鑑定に失敗しました。



称号:(この称号は存在しません。)


スキル : 「このスキルは存在しません。」


特典スキル: 「このスキルは存在しません。」


経験値: ステータスの鑑定に失敗しました。


特記事項:ステータスの鑑定に失敗しました。}



私の記憶に呼応するようにオート君が鑑定結果を引っ張り出してくる。


そう。

こいつだ。


あの時から比べれば今の私の強さは少なく見積もって100倍以上になってるはずなんだけど、それを加味してなおアレには勝てる気がしない。


アレはもはや別格の存在だった。


異形とか龍とか関係なく、完全なる魔なるモノ。


そもそも戦うもんじゃない。


んで、


そこでもう一回時空魔法の説明文を見てみる。


{時空魔法

特典スキル


このスキルは存在しません。}


で、あいつのスキル欄。


{特典スキル: 「このスキルは存在しません。」}



{いや怖い怖い怖い怖い!}


このスキルが存在しないっていう鑑定結果になる理由はいまいちよくわかってないけど少なくとも尋常ならざる理由があるはず。


んで、そんなヤベェ文言が出てくるようなスキルがネルに進化することで発動してしまう。


進化を諦める理由がまた一つ増えてしまった…。

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