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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第五章 ミクロな世界の覚醒

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244 修行パート②


人型魔物を連れて、洞窟を進む。


向かう先はちょっとした拠点。


歩くこと数十分、さっき人型魔物と戦ってた場所から何キロか離れた場所に目的地はある。



…着いた。


そこにあるのはまぁまぁ巨大な横穴。

横幅40メートル、縦幅80メートルくらいの巨大な洞窟の分岐道。

青く光る鉱石がそれを照らし、結構綺麗な見た目になっていた。


…中に蔓延る魑魅魍魎を無視すれば。


横穴に入る。


中に居るのは大小様々なイキモノ。


その全てが凶悪で醜悪な見目をしており、この場の顔面偏差値を数えるのなら魔女っ子を除いてみんな一律3くらいだろうか。


普段だったら絶対こんなところには行かない。

不良にボコられる以前に普通に死を感じる。


だけど、まぁそれに関しては問題ない。


ここに居るのは全部私がこの階層で洗脳した魔物たちだ。


{あ、オリジナル帰ってきた。}


うい。

首尾はどうだい。


{うーん。猿と怪物28号の物理攻撃系スキルは吸収できたんだけど、大熊と三頭ライオンの身体強化スキルは固有スキルっぽいし無理だったね。}


成程。

まぁ物理攻撃スキルはあって困ることないし、悪すぎる結果ってわけでもないね。


{ギリ許容範囲…んで、そいつが新しい奴?}


そ。

人型17号。

今名付けた。


ただ、戦ってみた感じ物理ブーストかけてひたすらフィジカルで殴ってくるって感じだったから、あんま目ぼしいスキルはない気もするのよね。


{なるほどね。まぁ調べるだけ調べときますか。そこの怪人五面相の後ろに並ばせといて。}


了解。


人型17号がスタスタ歩いて行く。


あー。

疲れた。


ソファ2号!食糧ゾンビ部隊!カモン!


そう呼ぶと、全身毛むくじゃらの犬型の魔物と、全身のあちらこちらを欠損した魔物が私の方に歩いてきた。


地面に寝転がった犬型の魔物、もといソファ2号の腹に寝そべり、食糧ゾンビ部隊の肉を削いで食う。


あー。

至高。


口の中に広がる味に臭みはあまりなく、若干の苦味と酸味があることと筋が多くて硬いこととヌメヌメしていること以外は地球にいた頃に食べてた肉とあんまり変わらない。


食糧ゾンビ部隊は私が一体一体味見をして厳選したギリ文化的に食える食糧たちだ。


森にいたドーベルマンと比べたら若干劣るとはいえ、少なくともちょっと前の私の生活水準(食事)に比べれば天国みたいなものだろう。


え?

さっきまで何をしてたのかって?


修行っすよ。修行。


羅列してくなら、まずはタイマン力を鍛えるための基礎ステータスの向上、あと戦闘の練習。

魔法とかのスキルレベル上げと、スキルの獲得って感じかな。



最近の毎日のルーティンとしては、まず適当な野良の魔物を探す↓


分体をまず感染させて、いつでも洗脳が発動できるようにする↓


闘う↓


やばくなるなり、勝負がついたら洗脳する↓


拠点に帰って洗脳したやつのスキルを鑑定する↓


有用なやつがあったら吸収する↓


休憩して暇な時にスキルのレベルを上げて、ついでに戦闘方法を色々模索する。



って感じかな。

まさに修行。


ここ数日間、私の戦闘力はかなり向上した。

毎日やってる魔物との実践訓練で体の動かし方がだいぶわかってきたってのもあるけど、一番に魔物から吸収したスキルの効果がデカい。


さすがと言うかなんというか、やっぱり58層なだけあって、基礎スキルだけでも高レベルなのが揃ってる。


普通に〇〇超強化系スキルがずらずらのってるし、魔法も高レベルで取得してる奴らが多い。


もうウハウハですわ


ただ、まぁ問題がないわけでもなくて、固有スキルとかは一部取れない奴が混ざってた。

しかも、そう言う奴らに限ってものすごい強力なスキルを持ってる。


多分だけど、◯◯の捕食者とか◯◯の殺戮者系統の称号を持ってないと獲得できないんだと思う。


まぁ大人しく魔物殺してけよって話なんだろうけどね。


…てなわけで、私は今順調に強くなっている。


水龍とタイマンで勝てるかって言われたらちょっと怪しいけど、修行パートやった分の強さ向上はあると思う。


さっき人型17号には遅れを取ったけど、あれは肉弾戦縛りの戦いだったし。


かなりの量のスキルを吸収した分、私ですら今私の全力を理解しきれてない。


二年経った後の無双ゲーみたいなノリになってるけど、実際そんな感じになってる。


もうちょっと修行パート積んだら、そろそろ行動を開始しようかな。


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