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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第五章 ミクロな世界の覚醒

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225 難易度ルナティックぇ…


どうにしろ、それがどんなに受け入れ難い事象だったとしても現実なら受け入れる他ない。


…とは言ってもさぁーーー!


心臓が速鐘の様に鳴り出す。


冷や汗が伝った。


うがああああああ!


頭を抱える。


はぁ、はぁ。


…これまでいろんな洒落にならない事を笑って誤魔化してきたけど、今回は流石にそれでカバーできるレベルのものじゃない。


ダンジョン名はあいも変わらず魔王城ダンジョン。


只、それ以外がヤバい。


階層、58-3層、フロアタイプ大空洞、大渓谷、地下海、危険度Lv.16、でてくる魔物は動物、異形、海洋型Lv.10〜30!


狂ってるぜ。


いくらなんでもイレギュラーが多すぎる。


元いた場所より47層も下だし、フロアタイプはなんか三つに増えてるし、危険度は12レベル上がってるし!


11層の魔物がいくら余裕だったとは言っても、わざわざ現実世界で難易度イージーからルナティックに変える気はねーのよ。


危険度レベル4の奴らがほとんどワンパンだったし、危険度Lv.16で強さが4倍になったところでまだまだ余裕なんていう浅い考えをしてみる。


…ないな。


断じてないわ。


海龍レベルの奴にいきなりエンカウントする階層が余裕なわけない。


もしかしたら海龍がイレギュラーだったのかもだけど、それ以外の観測が完了してない時点で救いの妄想に命をかけられるほど私はパッパラパーでもない。


ハァ…まぁ今からの地獄でいやでもわかるっしょ。



…。



話が逸れた先があまりに無視できないヤバさだったからガッツリ時間食っちゃったんだけど、元々の話はそもそもなんでここに連れてこられたのかって事だったはずだ。


まぁ…理由は明白ではあるけど。


まず間違いなく深淵っぽいとこにいたあの化け物のせいだろうね。


外なるもののテレポートスキルがイカれてたって言う可能性もあるけど、テレポートの発動時にくらった化け物の攻撃で何かしらの障害がスキルに響いてテレポート先が狂ったっていう可能性が一番高い。


こういう系のは鑑定では調べきれないし、詳しいことは結局わからないけど、取り敢えずは上の結論で断定しちゃっていいと思う。


一応鑑定の瞬間完全記憶スキルで深淵にいた時のやつをリピートしてもいいんだけど、あんなSAN値がガッツリ削られる様な記憶をなんどもみたいとは思えない。


と、いうわけで長々考察したけど、とりま真実がわかるまで保留ということで。


ほんじゃ、状況確認終了。


ア:久しぶりDeathね。


山:あが…ぐ…あッ…はっ…


ア:何死てたんDeathか?


山:…TE…て…てっ…テストッ…をっ…してっててってて


ア:あぁ…テスト。…ならしょうがないDeath。


山:な、ならッ手を…はな…はなして…


ア:赦しは行動で示してください。


山:あびゃぶべ

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