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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第五章 ミクロな世界の覚醒

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224 …マジかぁ


未だに鳴り止まないオート君の状態異常通知から気を逸らしつつ、ズキズキ痛む左足を見る。


どす黒く染まっていなければ少女然としたカモシカの様な足。


まぁ染まってるから結局グロいことになってるんだけども。


こうなった原因は…まぁ考えるまでもない。


十中八九、外なるものに食われた先にいた怪物のせいだよねー。


あの鑑定結果がバグってたやつ。


つーか…っとと。


急な眩暈に頭を振る。


あー…はぁー。


…実のところ、私は今の状況が全く整理できてない。


外なるもの的なやつに食われてから深淵に飛ばされたり、よくわからん化け物に襲われたり、間一髪帰ってこれたと思ったら知らない場所で、そこにもいた化け物にブレス撃たれてまたも間一髪命からがら助かって今ここみたいな状況だし。


明らかに私の脳のキャパを超えてきてる。


つーか私の脳みそ一回文字通り溶けたしな。


キャパオーバーどころの話じゃねーのよ。


まぁそれでもここで頭抱えてウジウジしても始まらない。


本当は床に寝っ転がってHATARA(はたら)KITAKU(きたく)NAIDE(ないで)GOZARU(ござる)をしたいんだけど、そんなことしたら速攻魔物に食われかねんし。


取り敢えずは状況確認と今後の目標の確認が大事だね。





というわけで状況確認からやっていきますか。


ここまでの経路としては、さっきも言ったけど、


食われる→深淵→森にテレポートしようとする→化け物登場→何故か洞窟にテレポート→水龍→今ここ


って感じだね。


まぁ外なるものに食われてから深淵に飛ばされたのは、多分だけど外なるものの固有スキルとかの影響だと思うから、問題は大ありだけど事実確認上の問題はあんまない。


問題は、森にテレポートしようとしたらこの洞窟にテレポートしたことだ。


この場所。洞窟だっていうのは火竜がいた第9層と変わらないんだけど、それ以外がまるっきり違う。


第9層にはこんな水場はなかったはずだし、水龍みたいな化け物が居たわけがない。

いや、実際に見て回ってたわけじゃないけど、ボスより強い通常エネミーってどうよ?


まぁミート・イーターみたいな例があるからあながちあってるとも言えないんだけど、流石に3連続でそんなやつにエンカウントする程私の運は死んでいないと思いたい。


んまぁ頭の中でグルグル考えてても仕方ないし、さっさと答えを覗き見しちゃいますか。


鑑定。



{ダンジョン名:魔王城ダンジョン

階層 :100/58-3

フロアタイプ :大空洞、大渓谷、地下海

危険度 :Lv.16


特記事項:ポップする魔物は主に異形型、海洋型、動物型。およそLv.10-Lv.30相当。}



…っはー。


はぁー。


…かぁー。


…。


…。


…。


…マジかぁ…。


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