表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

237/551

211 苦し紛れのアイアンクロー


うおおおおおあああああああああ!!!!!


足に引っ付いて離れないそれを全力で振り払う。


どっせい!


全力で振り抜かれた足はアルラウネを引っ付けつつ若干弱目の風切り音を鳴らす。


ふっふふふ…ふふ、ふふふ。


これで…とれ…とれ…てねえええええええええ!!


つーかむしろ引っ付きレベルが増してやがるッ!


足にくっついたアルラウネは全身の植物繊維を私の足にツタの様に巻き付け、一体化しつつあった。


ギャアアアアアアアアアアアア!!


なんだこいつ!

怖い!

くっそ怖い!


しかもだんだん握力が強まってきてててて!?



{「毒撃Lv.9」の発動を確認しました。}



毒ぅ!

明らかに確かな殺意を持って殺しにかかって来てますやん!


あー畜生!

はーなーれーろー!

HA☆NA☆SE☆


てい!


ユーカリの木に引っ付くコアラみたいになったアルラウネの顔面を掴む。


アイアンクロー!からの…アイアン引き剥がし!


筋力に物を言わせ、そのまま足から引き剥がす。


巻きついたツルやらトゲやらが肌を切り裂く痛みが走るけど、高速分裂に任せて全力で無視する。



ガァアアアアアアアアアアアア…グギャッ…ギャアアアアアアアアアアアア!!!!



凡そ友好な相手から発せられそうもない敵意剥き出しの絶叫が耳を貫く。


マンドラゴラの悲鳴って聞いたら死ぬって某魔法学校で聞いたんだけど、そこんとこ大丈夫なんだろうか。



グギャアアアアアアアアアアアガアアアアアア!!!!



そんな一瞬の現実逃避すら許さない殺意が私をいやでも現実(ファンタジー)に連れ戻す。


今の私の状態は、暴れまくるマンドラゴラの顔面をアイアンロックして、丁度私の顔面の目の前、直線距離が私から最も離れた位置に突き出してる感じだ。


側から見たらよく圧倒的な力を持つ魔王が主人公の仲間とかを片手一本で持ち上げてるみたいな状況になるな。


まぁこの場合追い詰められてるのは持ち上げてる側の私なんだけど。



グガアアアアアアアアアアアアギャアアアアア!!!



アルラウネの絶叫がより激しさを増す。


ど…どうすればいいんだ…。


掴んだ手から逃れようとアルラウネが爪で魔女っ子の手を切り裂きまくる。

高速分裂で血が溢れるよりも早く再生されていく。

HPの減りは…自動回復と併用して薬合成で体内からHP回復ポーションを摂取してるおかげでほぼない。


だがしかしお菓子絶賛私ピンチなことには変わりないのだよ。



ガアウアアアアガアアアアアア!!!



絶叫し続けるアルラウネは止まりそうにない。


と…とりあえず…。


高速分裂の発動を一旦停止する。


即座に切り裂かれ始める私の手。

出血がおき、アルラウネの顔面を濡らす。


叫び声をあげ、大きくあけた口の中に私の血が入る。


血の中に紛れた分体が即座にアルラウネの全身に周り、麻痺毒が発動された。


二、三回の痙攣を起こして、アルラウネは完全に停止した。


…ふぅ。

これで無力化には成功したね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ