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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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232/550

206 呪怨死怒

造語です


あたりは焦土と化していた。


青々と茂っていた筈の森は灰の中に散り、30メートルサイズのクレーターが幾つも空いている。


壮絶な闘争、否、一方的な虐殺が行われたことを如実に語るかのように無惨な大蛇だったものがそこら中に転がっていた。


そんな地獄絵図の中一人、小さな口を動かして全身に返り血を浴びた可憐な少女が大蛇の肉塊に腰掛けながらくつろいでいた。


あまりにもその場の凄惨さとは似合わないその姿格好。


あまりに現実感のある非現実さをまといながら少女は一人ため息をついた。





結論として、蛇肉はさしてうまくなかった。


毒の苦味こそないものの、土の中に普段いるせいか肉に土と病原体の味が染み込んでた。


やっぱドーベルマンは偉大だったって、はっきりわかんだね。


それを全部ふいにした大蛇はやっぱ極刑だわ。


もう執行済みなわけだけども。


ただ、大蛇のお陰で助かったこともいくつかある。


まず、私のレベルがまた一つ上がった。

今現状私のレベルは8。


いつも通りに行けばあと2レベルくらいで進化できる筈。


私の種族、アキネト・サディカルエデヌスは進化する時の説明欄にバクテリアの最上位個体の一個手前みたいなのが書かれてた。


進化した先が私の生みの親であるルートバクテリアにつながってるのかは知らないけど、取り敢えずこの世界では強くなっといて損はない。


只、10層のボス部屋であった勇者達とかその中の一人である魔女っ子とかのレベルが10を超えてるところを見るに、10レベルで上の種族に進化できるのかっていうのは正直微妙。


まぁ単純にレベルが上がるだけでもステータスとかスキル熟練度ボーナスとかが入るからありがたいんだけどね。


あと、謎の呪怨スキル。


よくわからんまま起動してよくわからんままどっかに行った未だ謎な超希少スキルの一つ。


呪怨って属性とかの表示がないから獄閻魔法みたいに使うこともできないし、こいつの発動時のデメリットは私の持つスキルの中でトップクラスにやばいから、今回みたいな謎にデメリットなしで使える確かな方法がわかればめちゃくちゃ今後有利になるんだよなー。


自我破綻とかのデバフがかかっても気をしっかり持ってればうまい具合にレジストできるとか、そんな感情論なのかなー。


まぁ、もう一回試せって言われても無理だし、またいつか同じような感じになったらその都度検証してく感じかな。


山:コンクリートの上に立ってるプレイヤーにDetectでタグ付けして、指定タグ持ちのプレイヤーに各種効果をexecuteで繋げていけば…。


ア:何してるんですか。


山:いや、マイク◯でうまい具合にスプ◯トゥーンを再現してみたくなって、かれこれ布団にも入らずずっとやってるわけなんですよ。


ア:布団にも…ってもう何時間やってるんですか。


山:あー…ざっと20時間くらい…?


ア:ひょっとして昨日投稿しなかったのって。


山:マイク◯してました。


ア:[/execute @a [tag=YAMATORI] ~~~ play game ~~~ kill @a [tag=YAMATORI] ]


山:あべしっ


ア:天誅です

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