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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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228/551

203 おいしそうなえものがあらわれた!

{ダーゾスヒューリードック Lv.7


HP 372/383

МP 120

SP 289/320


平均瞬発力: 480

平均攻撃能力: 529

平均魔法攻撃能力:303

平均防御能力: 291


称号:(怒(new))


スキル : 「土魔法Lv.1(new」「感怒Lv.1(new)」「物理攻撃Lv.5(new)」「破壊強化Lv.3(new)」「物理攻撃耐性Lv.9(new)」「瞬発Lv.6(new)」


特典スキル:


経験値: 9260


特記事項:}



{ダーゾスヒューリードック Lv.1


HP 271/303

МP 100

SP 215/271


平均瞬発力: 362

平均攻撃能力: 510

平均魔法攻撃能力:291

平均防御能力: 271


称号:


スキル : 「怒Lv.1(new)」「物理攻撃Lv.3(new)」「破壊強化Lv.1(new)」「物理攻撃耐性Lv.3(new)」「瞬発Lv.3(new)」


特典スキル:


経験値: 291


特記事項:}




{ダーゾスヒューリードック Lv.…



茂みの中に身を隠し、その先にいるモンスターの群れの鑑定結果を見、戦慄と高揚感を覚える。


今私の目の前にいるモンスターの名前は今鑑定した通りダーゾスヒューリードック。

ドックと名がつくように、見た目はまんま犬だ。

細長い頭部。精悍な顔つきで、そこから胴体を介して伸びる四肢は地面を強く踏み締めている。

前世にいた犬種で例えるなら、ドーベルマンって奴かな?


前世と違う点といえば、首の後ろの立髪?の部分に赤いトサカみたいなやつが生えてるくらいかな。


魔法の確かな発動を確認する。


{影魔法Lv.6発動確認。}

{幻魔法Lv.6発動確認。}


よし。


使ってる魔法でわかったかもしれないけど、今私が使ってるのは切り札その一。

影魔法と幻魔法を合体させた、姿を光化学迷彩よろしく隠す私のオリジナル魔法だ。


同時に隠身も使ってるから元々見つかりにくくなっているとはいえ、こういうのは無駄にならない限りやりすぎてダメなことはない。


ふぅううううう。

落ち着けー。

落ち着けー私。

コームダウン。

コームダウンおーけ?

おけーいえーすいえーすあいむこーむ。


ふぅううう。


よし。

落ち着いた。



…なぜ、私がここまでこのドーベルマンに固執しているのか話した方がいいだろう。


最近ずっと言ってる通り、ここ、魔王城ダンジョン第11階層、タイプ大森林に出てくるエネミーモンスター共はその殆ど、割合にして九割九分が毒持ちだ。


そのおかげで私はSPを回復させる毎にその毒に、その味に文字通り辛酸を舐めさせられてきた。


唯一これまでエンカウントしたモンスターの中で毒を持ってなかったのはダーティクロロバード、通称(私が勝手に名付けた)ドリアンという手乗りサイズの鳥型モンスターのみ。


でも、初めにあったドリアンがレアだったのか、それともどこかに隠れているのか、初見でドリアンにエンカウントしてから、再びそいつに相見えることは無かった。


半ば苦い飯を食い続けることを諦めかけたところでこいつらに出会った訳だ。


このダーゾスヒューリードックとかいう奴ら、ステータスを見て貰えば分かる通り、毒系のスキルが一切ない。

何度見ても何度鑑定しても毒系のスキルは現れない。


この事が意味するところはつまり。


このドーベルマンの肉は苦くない。


ということ。


そうきたらもう狩るしかないでしょう!


ヒャッハー!






…とか言って飛び出すなんてことは私はもうしない。


油断は禁物。

最大限の準備をした後に最大限のリターンを得るのだ。


ステータスは低めとはいえ、この階層では割と高い方。


敵は群れで行動してるのか、数は草むらから見える範囲で六匹いる。


スキルで何か気になるところがあるかと言われると、問題は「怒」系統スキルかな。


このスキルは発動することで一時的に自我が消えたりする代わりにステータスを向上させる効果がある。


俗に言うバーサクスキルってやつだ。


ドーベルマンのステータスが低いとは言ったけど、怒のステータス向上も加味して考えるなら、いつもみたいに一方的にボコすってことは若干厳しいかもしれない。


まぁ負けはしないと思うけど、私の目標はドーベルマン全体確保だ。


毒のない肉を最大効率で食らうことが最優先事項。


麻痺毒を中心とした逃がさない立ち回りを考えていかないとね。


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