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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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196 回線切断


う、う、うだあああああ。

うがー。


はぁ、はぁ。


ふぅー。


よし。

あまりのへっぽこ具合に悶えるのもこのくらいにしておこう。


とりま、今私が置かれているこの状況の打破と解明を急がなくてはならぬ。


何はともあれ状況確認。それが先決なのだね。


シュタッと大蛇の頭から飛び降り、地面に手をつく。


鑑定。



{ダンジョン名:魔王城ダンジョン

階層 :100/11-1

フロアタイプ :大森林

危険度 :Lv.3〜4


特記事項:ポップする魔物は主に植物、動物型。およそLv.8〜Lv.10相当。}



ほむほむほむ。


魔王城(ラスト)ダンジョンの記述は相変わらず。

階層が11-1層になってるところを見るに、ここはついさっきまでいた大空洞フロアと一層下の階層って感じなのかな。


んで、フロアタイプは大空洞と変わって大森林。


まぁコレも見た通りだね。

見渡す限り木、木、木。

大森林以外の何物でもない。


そんで、危険度は…Lv.3〜Lv.4か。

確か大空洞がLv.3だったからここのフロアはそれよりも若干危険ってことなのかな。


見たところ大空洞の閉鎖された感じもないし、吹く風といい、照らす太陽といい、見た目だけならそんな危険性もなさそうだけどもね。


きっと見えない危険性を孕んでるんでしょう。


んで、ほかに変化した点といえば…出てくる魔物の種類か。


コレは異形型から動植物型に変わったね。


まぁ森がテーマだからモンスターが変わるのはわかるし、異形型の魔物の見ただけでSAN値が削れそうな見た目の奴らが消えてくれるのは精神衛生上いいことだわ。



…。



ブゥゥゥン…



現状の鑑定も終わったところで、大蛇によってボコボコにされた森の真ん中で唸り声を上げる二種類の転移魔法陣に近づく。


二つの魔法陣の違いは色の違いのみ。


赤と青の幾何学模様が描かれた魔法陣がゆっくりと回転している。


…どうやらボスを倒したら地上帰還用と下の階層への移動用の二種類が出てくるのは確定っぽいね。


火竜の時と同じなら、赤が地上帰還用、青が下層移動用だっけ?



{記憶の通りならそう。}



んー。

転移魔法陣の解析なんてできないし、見た目で区別がつくのも色くらいしかないからなー。


まぁ大事をとってまた分体に先行かせるしかないね。


ほんじゃ、とりま地上世界にいる奴らに連絡とりますか。


オート君。



{了。}


{視覚共有パイプが最高値に達するまで「」秒}



ん?



{エラーが発生しました。}

{通信が切断されました。}


んんん?

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