194 喉元過ぎれば死闘を忘れる。
白目剥く大蛇の頭に腰掛けつつ、そいつの肉を頬張りながら一息つく。
ブチブチブチブチ
あが、固っ。
ブチン
モシャモシャモシャモシャ
土の主張がデカいな…
ムチャムチャムチャ
ゴクン
うげ。
小骨刺さった。
触手でうまいこと…とれた。
ブチブチブチブチン
…ムシャムシャムシャ
…ふう。
モシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャ
…。
ムチムチムチムチ
…いや。
バクバクバクボキン
どこだよここ。
{今更。}
…
風そよぐ木々。
若干の石混じる地面は直で座るには若干に硬くて。
揚々と照らす太陽の光は緑に反射し、それを輝かせていた。
まごうことなく森である。
{森だな。}
{それも結構穏やかめな。}
そうなのだよ。
問題はここがなんの森なのかということなのです。
{というと?}
いや、私ってばずっと洞窟にいたわけじゃん?
ここに来た時の感覚的に転移したってことはなんとなくわかるんだけど、どういうきっかけでここに来たのかってことが全くわからない。
何かしら条件があるのか、なんなのか。
ぶっちゃけ謎なのです。
{え、いや。}
{オリジナル、転移魔法陣思いっきり踏んでたぞ。}
{踏んでたね。}
ふぁ?
{猿の頭追いかけてたところで。}
ふぇ?
{てっきり気づいてるものと。}
ふぁー?
いやいやいやいやいや。
まさかまさか。
んなアホな。
ミート・イーター戦で油断はしないって心に決めた私がそんなすぐ馬鹿みたいなミスするわけじゃないですかー。
{そんなに気になるならオート君に聞いてみれば良くね?}




