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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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192 慢心ダメ絶対


爆発。



巻き起こる粉塵と共に体が大きく上に打ち上げられる。


視界の端に映る地上には、土の中から飛び出て来た直径10メートル程の穴。


否、大蛇の口。



マズイ…!


上に押し上げられた拍子に魔法が解けた。


再発動、間に合わない。


触手推進、逃げきれない。


浮いた足が空を切る。


チッ。


こうなったら一か八かやるしかない。



{アキネト・サディカルエデヌスからの要請を受け取りました。「触手超推進Lv.6」を発動しました。}


{アキネト・サディカルエデヌスからの要請を受け取りました。「土魔法Lv.10」を発動しました。}


{アキネト・サディカルエデヌスからの要請を受け取りました。「土魔法Lv.10」を発動しました。}


{アキネト・サディカルエデヌスからの要請を受け取りました。「腐蝕攻撃Lv.7」を発動しました。}



ミート・イーター戦。


あの時の凶化魔女っ子の技をトレースする。

触手推進、土纏、硬化、腐食攻撃4連コンボ。


怪しく輝く黄金の右ストレート。


触手推進に加速されたその一撃は、大蛇の装甲を容易に貫く。



ガキャンッ



舞う外骨格。


が。


軽い手応え。

むう。

やっぱ、凶化の分スキルが型落ちしてて、忠実な再現ってのは無理くさいな。


どうやらこのミミズ、図体がデカくて絶対ダメージが大きいだけで、相対ステータスは相当に低いっぽい。


倍率だけでいったらピータンレベルなんじゃないかな?


なんでその結論に至ったのかってことだけど、それは最初の一撃だ。


初撃、軽い牽制のつもりで放ったあの魔法は、軽々とあの蛇にダメージを与えた。


そりゃね、比較する対象がおかしいかもしれないけど、ミート・イーターだったらあんな攻撃1ダメージも受けませんよ。


単純に魔法に対して弱いだけかと思ったけど、型落ちした魔女っ子ストレートでも装甲が砕けたってことは、多分全体的に弱い。


元々弱い個体の倍率を無理くり弄ってステータスだけ強くしたみたいな印象がある。


つまりなにが言いたいのかって言うと。


この戦い、負けようがn…



{慢心ダメ絶対。}



…いえっさー。


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