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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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Code.1 (9)


月日は案外あっさり流れた。


今日の試験のために仕立てられた一張羅の襟を煩わしく思いながら、ガタゴトと音を立てながら帝都へと続く一本道を走る馬車に揺られながらこれからのことを考える。


魔法学校には寮がある。

別に、姉がその通りなように実家通いも可なのだそうだが、家が帝都から大分遠いというのと、男として独り立ちできる方がいいだろという父の判断で俺は寮生活をすることとなった。


俺とて、異世界をもっと見てみたいとは思っていたし、実家から離れることに特に問題はなかった。


姉はどうやら反対していたみたいだったが、まぁこれも経験ということで両親に押し通されたらしい。


帝都についてからはやらなくてはならない事が色々ある。


学費に関しては両親が卒業までの金を払ってくれたが、その他寮に持って行く生活用品、雑貨、学校で使う諸々などは自分で用意しなくてはならない。


勿論、必要な金も一通りもらってるわけだが、なにも勝手がわからない所で買わなくてはならないのには若干の不安がある。


「緊張しておられますか、おぼっちゃま。」


憂の心情が顔面に表れていたのか、そこまで考えてた所で目の前に座ったメイド服を着た少女、カナンが声をかけてくる。


「んまぁ、勉強は一通り終わったし、そんなでもないかな。」


「それはよかったです。」


当たり障りない返事をすると、カナンは再び目を伏せ、姿勢良く座る地蔵のように静かになった。


彼女は、家を出る時一通りテスト前にありがちな会話を両親とした後、馬車に乗った時につけられた従者で、年齢は俺よりも一つ上だったか。

栗色のショートカットの美少女で、背は俺より若干高い。

びっしりと整ったメイド服に包まれた彼女は凜として人形と見紛うほどだった。


元々は奴隷だったらしいが、何の気なしにうちの父親が奴隷商から買ってきて、俺の従者用に育てたらしい。


曰く、「連れて行くなら同年代の方がいいだろ。」


とのこと。


言ってる意味が若干わからないし、そもそも寮に従者を連れてっていいという事も初めて知ったし、同年代とはいえ、中身(精神)的にはだいぶ年下の女の子と話すなど大分ハードルが高い。


とはいえ、無言では感じが悪いので一応何度か会話を試みてはみたものの、ぶっきらぼうな発言しか俺の口からはでず、幾分気まずい。


ーそうして、石に乗り上げ偶に跳ねる馬車に揺られ、テストとはまた別の緊張に包まれながら俺は帝都に向かった。

山:というわけで大体二年が経過しました。


ア:なにがですか。


山:方々に散っていった仲間達もそろそろシ◯ボンディ諸島に帰ってくる頃会いです。


ア:だからなにがどういう事なんですか。


山:ストックが尽きたって話は昨日したよね。


ア:ええ。


山:そういう事だよ。


ア:ええ?


山:実はですね。


ア:ええ。


山:前話と今話でなんとリアルでの時差が514日あります。


ア:ヤバすぎです。


山:画面の前の読者様にとっては昨日の今日ですけど、やまとりさとよ(ぼく)にとってはこの話に触れるのが二年ぶりなのですよ。


ア:月日は案外あっさり流れるってこそういう事だったんですね。


山:まぁ感覚的には、前話までの話を書いて、大体リアルで1ヶ月後にweb連載が始まったっていう感じですかね。


ア:なんだかそう考えると感慨深いですね。


山:まぁあれから知名度は大して上がってない気もしますけど…。


ア:まぁそこは、今後頑張っていきましょう。


山:はぁ〜


ア:とまぁ、色々ありましたが、今後とも投稿頑張っていきますので、是非ブクマと高評価お願いします。


山:…後書きの長さ本編くらいになってね…?

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