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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第一章 ミクロな世界のバクテリア
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1 状況確認。それが大切なのだ。

…真っ暗闇の中、私の意識は呼び起こされた。


…ええっと?これはどういう状況ですかね。


目を覚ますと、いや、これが果たして覚めてると言えるのかわからないんだけど、とにかく目が覚めると、私は真っ暗な空間に閉じ込められていた。


…?


目を閉じても闇。

目を開けても闇。

振り向いても闇。

遠くを見ても闇。


…??


瞬きしてみても闇。

目をグルグルさせても闇。

目を手で覆ってみても闇。

まあ要するに何しても闇。


…???


…深淵をのぞいている時深淵もこちらを覗いているのだとかなんとかニートみたいな人が言ってたけどこれはのぞいてる判定に入るのかな。


わけ分からん。

ただ、身体の周りの圧迫感から閉じ込められてるってことは何となく分かる。


…取り敢えず、体に痛みや異変は特にない。

ただ、完全に安全とは言い切れない。

若干暴れ出す心臓を意思の力で無理やり押さえつける。


オーケー。

落ち着いて。

考えろー私。

だいたいこういう場合焦ると碌なことはないってのは分かってる。


先ずは冷静沈着に。

焦るのなんていざとなったらいくらでも出来る。

Cool に行こうぜ。


まずは身辺確認だ。

理由?

冷静な人はよく周りを見てるってどっかの本で見たから。


んじゃ先ずは少し体を動かして今私がいる場所の広さを確かめてみよう。


腕を伸ばす。

ゴンッ と音が鳴って私の腕が硬い何かに当たる。


んお。

すぐ当たった。

感覚的にはこれ、しゃがみ込んでる私の頭とおんなじくらいだね。


一メートルとちょっと位ってとこかな。


材質は…何だろ。

ツルッとしてて、デコボコしてる?

んー?

何じゃこりゃ。


…。

分からん。


んー。

分からんもんはしゃーない。


次行こう。次。


議題は、何で私がこんなところにいるのかってこと。


えーと?

確か私は高校の部活をgdgd終わらせて家に帰って、適当なご飯を作って食いながらスマホで某線をやろうとしたけど友達が1人もいないことに気づいて若干絶望しながらベッドに入ろうとして…。


…。

ヤッベー。

そっから記憶ないわ…。


んー?

ベッドに入ろうとした後から記憶がないってことはこれは夢だったりする?

私、ひょっとしてドリームでスチーミーな世界にいる感じですか?

昨今夢オチとか言ったら小説界隈どころか現実世界であったとしても大バッシングを受けると聞いたことがあるんですが、そこんとこ構成上どうなんですかね。

夢って普通夢の中で夢だってことに気づいたら明晰夢ってのになって何でもできるようになるっていうのがあるんですがそれはマジですか?


イケメンバンバン召喚して侍らせちゃってもいいんですか?

良いんですか?

良いんですね。


やったぜヒャッホゥ!


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