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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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168 ダンジョンとは概念。

飛んでくる肉片と毒液のコンビネーションを左脚を軸に右脚で地面を蹴ることで体を半回転させて躱す。


今私が戦ってる魔物の数は合計で三体。


一体は肉の塊に眼球を埋め込んだみたいなザ・異形って感じの姿。

もう一体は虎っぽい体に虫っぽい脚、蛇っぽい頭の類品目的には何に入るんだろうっていう疑問が湧き出てきそうな鵺の亜種みたいな姿。

んで、最後の一体は足がムカデみたいになってる顔のパーツが崩れたライオンみたいなやつ。


攻撃方法としては、異形が肉の塊を飛ばす、鵺の親戚が蛇の牙から飛ばす毒液、ムカデライオンが単純な物理攻撃って感じかな。


因みに、こいつらはまた別の魔物を殺した数分後にエンカウントした。

まさに異形どものバーゲンセールだぜ。

研究に失敗した何処ぞの傘会社でも近くにあるんだろうか。


そんな事を考えながらも、身体は確実に三体の攻撃を捌いていく。


足で地面を蹴ると同時に触手推進を発動させ、身体を真横に突き飛ばす。物理法則を無視して吹き飛ばされた身体は弾幕状に飛んできた毒液を紙一重で回避し、同時に掴みかかってきたムカデライオンの足を半数吹き飛ばした。


からの、バックステップ、からの火魔法&地魔法。

ここ最近レベルを上げて強化されたこの二つの魔法が三体に直撃する。


キシャー、グオォオー、グヴァフェラッ、と、それぞれの断末魔をあげながら蓄積された毒も相まって魔物は死んだ。



…。



ふいー。

終わった終わった。


何処ら辺が食べられるかなー、っと。

これで良いか。


ブチ、ヒョイ、パク。

モグモグモギュモギュ…。


うーん。

不味い。


ポリポリ鵺の尻尾を齧りながら考える。


…ここ最近妙に魔物が強い気がする。


流石に苦戦とまではいかないけど、それでもこの調子で強くなり続けられると、ちょっとやばいかもしれない。

何せ私の成長速度を明らかに凌駕してる。


まぁ、理由としてはいくつか考えられるけど。


例えば、この階層が終わりに差し掛かってるとか。


大抵のRPGじゃ深層に行くほど敵も強くなるしね。


んじゃポチッとな。



{ダンジョン名:魔王城ダンジョン

階層 :100/10-7

フロアタイプ :大空洞

危険度 :Lv.3


特記事項:ポップする魔物は主に異形型。凡そLv.5-Lv.10相当。}



えーと?

今は何処らへんなのかなーっと。


…ん?


ごしごし。


ジー。


…ん??


ごしごしごしごしごし。


ジーーーーーーーー。


…ん?????


あれ?

いやちょっと待て?

おかしいな。

おかしい通り越して最早可笑しいな。

んー?

私の目に狂いが無いならここの階層は10-7階層ってことになるんだけど?


あれ?

ちょ。

あれ?


何度見返しても表示は変わらない。


{ということはつまり?}

{「気づかぬうちにダンジョン攻略してた件」好評発売中!}

{マジか。}


うん。

どうやらマジで気づかないうちにダンジョン攻略してたっぽい。


山:お久しぶりです。


ア:そうですね。


山:今日はお知らせがありまして。


ア:なんですか。


山:テスト週間です。


ア:は?


山:というか一週間前からテスト週間です。


ア:へ?


山:テスト今日からです。


ア:…チッ。


山:アカツキさん!?


ア:つまり、休みが欲しいと。


山:その通りであります。


ア:…まあ良いでしょう。


山:Hoooooo


ア:ただし。


山:なんすか。


ア:学年総合トップ30に入れなかったら毎時投稿やってもらいます。


山:時!?


ア:休むのならそのくらいの覚悟でやってもらわねば。


山:ヤベェぜアカツキさん。


ア:ということで次回は7/2か7/3になります。


山:あとブクマと高評価つけていただけると僕のモチベと成績が上がります。



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