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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第四章 ミクロな世界の侵食

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179/550

159 いじめっ子ミンチ化計画。


{ラノ lv.7


HP 275/328

МP 132/284

SP 293/326


平均瞬発力: 268

平均攻撃能力: 735

平均魔法攻撃能力:437

平均防御能力: 896


称号: (豪腕)(堅牢)


スキル : 「超顎Lv.1」「突槌Lv.8」「熱源感知Lv.5」「物理大攻撃Lv.5」「豪腕Lv.3」「物理大攻撃耐性Lv.8」「土耐性Lv.8」「土魔法Lv.9」「風魔法Lv.9」


特典スキル:


経験値: 17537


特記事項:}



{ラノ lv.7


HP 275/328}


な!

そこには多少の傷はあるものの、今なおその複眼に殺意と闘志を燃やす化け物の姿があった。


今の魔法攻撃で入ったダメージはHPの減り具合からしてたったの50。

おそらくそれは堅牢っていうスキルと、生まれながらの魔法耐性が成した結果なんだろう。


それに、奴はさっきから姿が見えない筈の私のを確実に視認して動いてきている。

それは多分あの熱源感知とかいうスキルの影響かな?

名前からしてサーモグラフィみたいな効果があるんでしょ多分。


となると、もう姿を隠す必要もない。


私は切り札一を停止させた。



…。



咆哮。

何の力もこもってない、スキルも介さない只の声帯の振動。

それだけで私の脳味噌に潜在的な恐怖が植え付けられる。


だって顔怖えんだもんよ

あいつ。


ドンッ!

またも爆音を放ちながらこっちに突進してくるラノ。

その流線形の体躯には清々しいまでの殺意が宿っていた。


思考加速と悟で引き伸ばされた感覚が鋭い警笛を鳴らす。


それでも私は避けない。


ここで確実に仕留めてやる。


口から爆音のような絶叫を洞窟中に響かせ、身体に磔られた人間の顔は阿鼻叫喚のその様子を映し出し、大地を蹴るその姿はまるで鬼神のよう。


それでも、まだ私には及ばない。

及ばせない。


ラノが攻撃を当てるまで残りコンマ一秒…!


ここだ!


ジャンプ!

からの触手推進で回転。!

触手の向きを変えて毒刃展開!


コマのように回転した私はその鋭い刃で敵を切り刻みながら進む。


正面から猛毒滴る鋭い刃で切り刻まれたラノは、全てのスキルを持ってしてもその暴力に耐え切ることができずにその命を散らした。



{経験値が一定に達しました。アキネト・サディカルエデヌスLv.2が、アキネト・サディカルエデヌスLv.3になりました。}


{経験値が一定に達しました。固有スキル「猛毒刃Lv.9」を獲得しました。}


{経験値が一定に達しました。固有スキル「猛毒Lv.8」を獲得しました。}



毒刃を引っ込め、触手推進を切る。


フッ。キマった。


これぞ、ローリングカッター擬き!


私の回転から逃れられると思うなよ!


さぁみんなも触手と触手推進と毒刃スキルを獲得してやな奴に使ってみよう!


多分熊でも倒せるぞ…と。


おっとっとと…と?


唐突にクルンと回転する視界。


バタン。


…?

オ、ウプ…。


{なお。}


オロロロロロロロロロロロロロ…


{三半規管へのダメージに関して我々は責任を負いかねます。}




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