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149 転移
短っ!
準備はこれにて完全に整った。
ステータス、スキル確認はした。
体の動きもチェックした。
分体も限界量まで増やした。
獄洸魔法も見れた。
魔法陣の先も視認した。
まぁ正直ビビった。
その他諸々の準備も完璧。
…私は、足を一歩前に踏み出した。
ゴシキンジャー!点呼!
{1!}
{2!}
{3!}
{4!}
{5!}
全員いますか!
{{います!}
それじゃぁ行くぜ!
{{うぉおおおおお!!}}
一歩また一歩と足を繰り出し、加速していく。
魔女っ子の爪先が、青色の魔法陣に重なった。
瞬間。
極光が放たれ、体が浮くような感覚と自分が割れていくような、それでいて輪郭が増していくような不思議な感覚が私を襲った。
―そうして、魔王城第9-9階層に産まれ落ちた転生者は、約3ヶ月の時を経てその場所から姿を消したのであった。
ア:次話は15:00投稿です。
山:え、聞いてないんですけど…?
ア:次話は15:00投稿です。
山:あ、いや、だから
ア:15:00です。
山:わかりましたご主人様




