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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第三章 ミクロな世界の回生

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159/550

140 緯度経度だけ言われてもどこだかわからん。

超絶怒涛(?)の9/15連投


色は赤と青。

円の中に星形と円形を複雑にしたような図形が描かれていて、その周囲には全く読めない魔法文字が浮き上がり、光を放っていた。


て言うかこう言う図形を描くための定規みたいなの100均に売ってたよね。


え?

なんの話をしてるのかって?


それはもちろんさっき現れた二つの魔法陣のことだ。


んで、この魔法陣、火竜倒したと同時にポンって出てきたから前世での私のゲーム知識で考えるに転移魔法陣的なサムシングのやつなんだろうなーって思って、んじゃとりま入ってみよっかってなった時にはたと気づいた。


この魔法陣は二つある。


見た目的な差異はその色の違いしかない。

というか色以外の違いがあったとしても私には判別しかねる。


つまり私はどっちの魔法陣に入るのが正解なのかわからない。


ということ。


うん。

いやまあ二つ出てきた時点である程度気づいてはいたけどね。

なんというか現実から目を背けたい謎の気持ちが芽生えちゃったんですよ。

不思議ね。人間って。


とまれ、この魔法陣の正体が分からないうちはどうしようもない。

茶々っとオート君に調べてもらいますか。


オート君。

こいつらのこと調べて。



{転移魔法陣(赤)


転移先座標:x&%#&423 y &*49500 z **%#643}



{転移魔法陣(青)


転移先座標:x &%4*42-*3 y &&3@50000 z **%643}



んん?

エックスアンドパーセントシャープアンドヨンヒャクニジュウサン?


え?

わっつあっぷ?


どうした?

オート君よ、君は今までわけわからん文章を嫌がらせみたいに節々そのごとにぶち込みながらもちゃんと私にもわかるような文をどこかしらに入れてくれてたじゃないか!

それがなんで急に全文訳のわからん最早謎の記号の羅列にしてしまったんだ!

ぶっちゃけ「転移魔法陣(赤)(青)」以外にわかるところがねーよ。


やっぱり反抗期なの?

私が今まで君に頼りっぱなしだったことに対しての制裁なのか?

嘘だと言って!


え?

嘘じゃない?

マジかよ。


…とまぁそんな茶番は一回置いといたとしても、まさかオート君が逆に高性能すぎて大雑把な行き先じゃなくて正確な(?)座標を出してきて逆にわからなくなるとか。

流石に予想できなかったぜ。


どうしよっか?



…。



―なんてことを悩んでいたのはもう昔の話!

私のCOOLでBEAUTYな脳みそはあっさりと答えを導き出していたのさ。


{一瞬で考えついた風に言っているが、その実きっちり10分くらい考えてた模様。}


知らない。

私のCOOLでBEAUTYな頭がそんな時間かけてこんな簡単な答えしか出せなかったなんて事実知らない。


うん。

これの解決方法はマジで単純な事だったんだけども。


要するに話をまとめると、この魔法陣に乗ったらどこに飛ばされるのかがわからない。


まぁつまり、私自身が飛び込むのはちょっと気が引ける。

てことは私の代わりに魔法陣に入れるだけの知能があってかつそれを私にフィードバックできる存在。


…分体しかなくね?


と、いうことで分体に行ってもらうことにした。


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