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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第三章 ミクロな世界の回生

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137 汗を食らって血を流す。

超絶怒涛の6/15連投

んで。

まず最初に何をしたかっていうと、この身体の動作確認だ。


今現状、私は魔女っ子の意識を完全に乗っ取って脳から直接動かしている。でも、それはあくまで洗脳スキルに依るものだから、どこかで動作不良を起こすかもしれない。


一瞬のバグによる操作不能だったとしても、その瞬刻が命取りになるかもしれない。


だから飛んだり跳ねたり前方宙返り1/2捻りをしてみたんだけど、魔女っ子の体、驚くほど私にフィットした。


前世の私と身長とかが似てたってのはあるかもしれないけど、それ以上に何か、単純な身軽さが違った。


さっき前方宙返り1/2捻りとかいうのができた通り、魔女っ子は魔法特化ステータスのくせして異常な身体能力の高さがあった。


これはこの世界の人間特有のものなのかね?

前世の私がそのままの体でやってたら確実に頭から落下&首折れエンドだったわ。



それで、次にやったことが最大にして最悪の実験。

私は、分体を先に進化させた時にひとつだけとある固有スキルを獲得していた。


そう。

変異だ。


それが、色々あって気づいたらレベル3にまでグレードアップしてたのだ。


もう一回確認してみると、内容はこう。



{変異

バクテリア種固有スキル


・洗脳時に宿主の肉体の細胞構成を変異させ、細胞記憶痕跡器官から多生物の特徴的部位を再現する。

・変異可能部位はレベルによって変化する。Lv.3の場合、三ヶ所。


特記事項:最初期変異部分の再現は術者と宿主の特徴的器官に依存する。}



うん。

意味がわからないのは相変わらず。


そんで、いざ発動ってやろうとしたんだけど、やっぱ不安になって色々こいつについてオート君に聞きまくったわけですよ。


ま、出てくる文章は結局意味わからん数列やら文章だったんだけど、ひとつだけ理解できる鑑定結果が出てきた箇所があった。


それが、二文目の{三カ所}ってとこ。


ここを鑑定してみると、こんなのが出てきた。


{変異発動後変異部位予測


Lv.1: 触手生成

Lv.2: 触手伸縮

Lv.3: 噴霧}


そう。

何処がどう変異するのかが大まかにわかるようになってたんだよね。


あくまで予測って書いてあるけど、オート君が出した以上、これは信用していいと思われる。


うん。

気になるやん?

やっぱドキドキワクワクしちゃうやん?

だから使っちゃったとしても仕方ないやん?


え?

使っちゃったのかって?


うん!

使っちゃいました!てへ☆


で、どうだったのかって?


ええ。

大変でしたよ。

そりゃーもう。


変なウゴウゴしたものが全身から生えてモギョモギョしたり、汗がダーダーでたり。


魔女っ子が露出度高めの服着てて助かったわ。

もうちょっと保守性高い服着てたら服破れてすってんてんになってたかもしれん。


別に今更羞恥心もクソもないけど、もしこのダンジョン?を脱出した時に露出狂の格印押されてもたまらないしね。

つーかそうなったら軽く死ねる。


んで、その服が破れそうになった原因の謎のウゴウゴは触手だったらしい。


まぁ、変異発動後変異予測にそう書かれてあるんだからそうだよな。


で、これは名前に触手ってつく通り、他の触手関連のスキルを併用できるっぽい。


触手ってなんだっけって言う疑問は三途の川に投げ捨てて、ぶっちゃけこれはかなり強い。


私の持ってる触手関連のスキルといえば、毒刃とか触手推進だ。

これが等倍で人間体で使えるって言うのは魔女っ子の不得意な近接戦闘とか機動力を補えると言うことに他ならない。


使える腕が2本になって不利になるところとかも補えるし、触手生成の力でこの触手は無限に再生できるみたいだから肉壁としても使えるかもしれない。


つーか、触手大推進使用可能ってことは前々から夢見てたフライング魔法少女を再現できるのでは?


いやー。夢が広がりング。



…でまぁそれに関してはいいんだよ。

触手を生やす場所ってのも指定じゃないみたいだからちょうど大きく空いてる魔女っ子の服の背中から生やしておけば邪魔にもならないだろうし。


問題は最後の一つにある。


噴霧。


これが厄介なんだまた。


このスキル、霧を噴射するってのは名ばかりで、その実態は魔女っ子の発汗量をいじると言うものだった。


うん。

いや、まだそれだけならいいんだよ。


ただ見た目がちょっと多汗症なのかなってなっちゃうけど、別にそれだけなら私が我慢するするだけで済むし。


実害は別のところにあった。

この噴霧によって出てくる汗。

これが大問題。


このスキル、発汗作用をいじる他にもう一つ効果があったようだ。


それは、{分泌する体液に毒性を持たせる}と言うもの。


はぁ!?

ふざけるなと言いたい。


つまりこの文章の意味するところは、汗をかくとそれに毒性が付与されて、それが蒸発することで毒性を持った水蒸気が周囲に噴霧されると言うものだ。


しかも、しかもだよ?

この毒性という奴。


私、というか魔女っ子に害があります。


意味わかんないよね。


要するに今後私は汗をかく度にHPを減らされなくてはいけないのだ。


幸い、私にはレベル9の状態異常耐性があるから減らされるHPはほんの僅かだけど、それでも例えば強敵に出会ってHP1とかで辛勝した後に自分の汗を食らってそのままお陀仏になる可能性だってあるわけだ。


つまり今後私は戦闘中にできる限り汗をかかずに最小限の戦いで勝利しないといけないのだ。


何その縛りプレイ。


いくらほかの触手でカバーされたとしても、こいつのせいで変異スキルの評価私の中じゃ最低クラスよ?


ま、なっちゃったものは仕方ないし、今後の活躍に期待しましょうかね。


ア:そこを退いてください。


山:や…やだ。


ア:貴方は昨日今日含め3話分の投稿をしなかったんです。約束通り罰を受けてもらいます。


山:ま、まぁ待ってくれよ。


ア:は?


山:言い訳はちゃんとあるんだ。


ア:言ってみてください。


山:月曜日は平日だったろ?つまり連休(ゴールデンウィーク)に入らない。地獄(ヘル)マラソンはゴールデンウィーク内でのみ行われるから昨日はそこに入らない!


ア:ほぅ…まぁちゃんと定義しなかった私にも非はあります。…仕方ないですが月曜日は見逃してあげましょう。


山:よっしゃぁあああHoooooooooooo!


ア:いや、喜んでるとこ申し訳ないんですけど、今朝の0:00分の投稿の分の言い訳はあるんですか。


山:いや、それは単純に寝落ち。


ア:…やはりそこを退きなさい。


山:や…やめろおおおおおおおおおおおお!

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