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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第三章 ミクロな世界の回生

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134 課題がおわらねぇ…

超絶怒涛の2/15連投。


話は戻るけど、今私がいるこの場所は頭蓋骨の中。

魔女っ子の脳の上だ。


広さとしては、流石に火竜ほどじゃないにしても、目測だけでいえば大学が一つ建つくらいの広さはある。


そんなところに私たちが来たってことはもうやることは一つしかないわけで…。


{洗脳?}


まぁそういうことだ。


ということだから茶々っとやっていきましょっか。


{アキネト・サディカルエデヌスからの要請を受け取りました。スキル「大洗脳lv.7」を起動しますか?

―yes

―no}


Yes。


チャキンという擬音を立てて私の触手からSFチックな刃が飛び出す。


そんじゃそのまま脳に降り立ってと。

今洗脳してる分体にはそのまま接続を継続してもらう。

私が洗脳終わったら抜けるようにしといて。


{了}


おっし。

準備完了。


刃を振り上げた。



…。



そのまま刃を突き立てようとして微妙に躊躇する。


―不安がないわけじゃ無い。

現に今切っ先が震えるくらいには躊躇がある。


今回の魔女っ子の洗脳は、今までとは勝手が若干違う。


まず、魔女っ子は人間であり、今までのほとんど思考力も意識も薄いような奴等とは違ってくるという点だ。


今までのは殆ど自我が希薄だったこともあって、あっさりと洗脳が完了していた。


でも今回は違う。


この世界の文明レベルがどの程度のものかはあまり理解できてないけど、魔女っ子の着てる服からして、大体中世ヨーロッパくらいの文明レベルがあるようだ。


…異世界に転生してきて文明レベルが中世ヨーロッパってベタだな。


…まぁそれはいいとして。


そんな世界でこの歳まで暮らしてきた魔女っ子の自我がこれまでの菌やら虫やらドラゴンやらみたいなチャチなものであるとは考え難い。



さらにある不安としては、魔女っ子はこれまでエンカウントしてきた生物の中でトップクラスに強いという点だ。


スキルはもちろんのこと、基礎ステータスやらHP、MP、SPに至るまで相当な格差がある。


元々、洗脳スキルっていうのは格上の相手に対して行使すると逆に自我を乗っ取られるという諸刃の剣だったはずだ。


いくら大洗脳に進化してそのデメリットが消え去ったとはいえ、やっぱり昔のトラウマが残ってる身としては、そう易々と自分の命を大洗脳(コイツ)にかける気になれない。



―でも。



ここで留まってるわけにいかないのも事実だ。

このまま進み続けて一体何になるのかって言う疑問はあるけど、それでも私は美味しいご飯が食べたいし、柔らかいベッドでしっかり寝たい。


日本でやりかけた積みゲーだって溜まってるし、高校生活青春真っ盛りでここにきたことについて文句も言いたい。


大学で出された課題だって溜まってるし…。


…だから、こんなところで躊躇してる暇はないんだ。


私は、勢いよく刃をピンク色の柔らかい肉に突き刺した。


山:半日で4桁突破してておハーブですわ。


ア:10時間くらいで1月のPv数超えてましたね。


山:ゴールデンウィークのちからってすげー。



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