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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第三章 ミクロな世界の回生

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127 花粉症治すために鼻むしり取る奴

さて。

さてさて。

さてさてさぁーて!


スキル達は全て鑑定しきり、進化先の実態も見たところで!

残るイベントはただ一つ!


そう!

私の進化だ!


ふっふっふ。

遂にきてしまったようだな。


進化ですぜ進化。

アキネトやらサディカルやらの厨二ネーム付きの生き物に進化することができるんですぜ。

ワクワクがとまらねぇぜ。


じゃ、改めて進化項目を見てみよっか。



{進化項目

・アキネト・サディカルエデヌス

・サディカル・エフィルトエデヌス}


{アキネト・セディカルエデヌス

ミクロ種最上位個体の弌柱、その前段階。

各種極闇属性を司り、数々の固有スキルを保持する。}


{サディカル・エフィルトエデヌス

ミクロ種最上位個体の弌柱、その前段階。

各種極洸属性を司り、数々の固有スキルを保持する。}


ふむふむふーむ。

やっぱ何度見ても厨二臭い内容ですなー。


それで?

やっぱりアキネトが闇属性で、サディカルが洸属性ってのは変わってないっぽいね。

全く。

飛んだ見た目詐欺野郎だぜ。


で、今の所の私の進化先なんだけど、取り敢えずアキネトにしようかなーって思ってるんだよね。


まぁ理由として、アキネトの持つ闇属性ってのは、強力な能力がある代わりに代償として大きな反動が自分に返ってくるハイリスクハイリターンなものが多いって言う特徴がある。


んまぁそんなわけで今まではそのリスクがあまりにも大きすぎたから使えなかったんだけど、今回分体から還元されてきた「深淵無効」とか、「獄闇耐性」とかいうチートスキルを手に入れたおかげで、激ヤバ死系トッピング反動マシマシの闇属性スキルを今ノーリスクで使えるとか言う環境が出来上がりかけている。


うん。

マージでつええ。


洸属性のサディカルも十分強いんだけど、何分闇属性耐性チートスキルの対になる「聖洸無効」とか「獄洸耐性」のせいで逆に聖属性が苦手になってるんだよね。

イメージとしては、強すぎる花粉症抗生剤みたいな。

薬が強すぎて逆に体調不良になるみたいなそんな感じ。


だから今の所の進化候補はアキネトかな。

というかほぼ確定事項な訳だけど。


じゃ、あとは残りの分体の進化構成決めかな。

それが終わったらいよいよ進化ということで。


…。


…つーわけで五号、どうしたらいいと思う?



{そうですね。やはり属性外でのステータススキル設定になんの違いもないのなら、やはり全体を二分するのが賢い選択だと思います。}


やっぱ五号もそう思う?


{ええ。}


やっぱそうだよなー。


じゃ、今いる分体だけでも分けて進化させちゃいましょうかねー。



{オリジナルからの要請を受け取りました。アキネト・セディカルエデヌスへのクローンの進化を開始します。}


{オリジナルからの要請を受け取りました。サディカル・エフィルトエデヌスへのクローンの進化を開始します。}



よっし進化準備完了!


ゴシキンジャーは悪いけど、この百万体が進化したら進化してもらうから何号がどっちに進化するのか決めといて。


{{了解}}


これで私の進化前の準備は全部終わったかな。


くっくっく。

それじゃあいよいよ、進化だぜ!


{パクテル・アクストラレータからの要請を受け取りました。個体名「アキネト・セディカルエデヌス」への進化を開始しますか?

―yes

―no}


Yes!


そうして、火竜の頭の中。

私の意識は迷夢の闇に吸い込まれていった。


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