97 THE 壁
さて、やることはやった。
現状することはない。
ならば何をするか。
{進軍ですか。隊長。}
そうである。
では、いざいざレッツゴー。
…。
…おおう。
かくして体感三日が過ぎたけど、多分実際には数時間しかたってない。
ならなぜ私がここで軍を止めたのか、それは目の前にあるものが影響している。
{これは…?}
{なんじゃ?}
{壁…でしょうか。}
そう。
私たちの目の前には、土魔法でもない、何やら真っ黒な壁のようなものがあった。
なによ。
これ。
…。
いままで、転生してからこのミクロな世界で生きてきたけど、正直こんなのは一度も見たことがない。
と言うか、見たことがあったらこんなに驚いたりしない。
もし、もしだけど仮定として、この世界が前に言った通り前世の頃の世界とは大きく違う、例えば象の背中に乗った世界みたいなのだとして、この黒い壁が世界の果て的なものだとしたら、ここが地球とは大基から違う明らかな異世界っていう説が実証される。
つまり何を言いたいのかっていうと、この世界は何もない空間で、空気とバクテリアと微生物だけがいる可能性もあるってことだ。
…でもいくらなんでもさすがにそんな世界で生き残る自信は今の私にはない。
マジでなんなんだ。これ。
{オリジナル。鑑定してみたら?}
まじ?
{そうすりゃ分かるっしょ。}
んまあ、確かに鑑定を使えば、この壁の正体がわかるかもしれないけど、ちょっとそれは…。
{怖くね?}
だよな!
もしかしたら FPS ゲームみたいに範囲外に出たら固定ダメージがガンガン入って死ぬ可能性があるわけだし、そんな得体のしれない場所に触れるほど私は勇敢じゃないのだよ。
{…いや、別にオリジナルが直接触りに行く必要ないっしょ。分体だって鑑定スキルを持ってるわけだし、そいつらにやらせれば。}
…おま、天才か?
{そうなんだよなー。}
マジかよ。
んじゃ、適当に一体位見繕って…っと。
おし。
さあ逝け!我が子よ!
すーっと、触手大推進スキルを使って静かに素早く分体が黒い壁に近づいていく。
{ひどい母親だー。}
{いまさらじゃね?}
{そうれもそうか。}
黙りなさい。
{{…。}}
…。
{{…。}}
…すみませんナマ言いました謝るんで許してください。
喋ってくれないとつらいっす。
{分かればいいんだよ分かればさ。}
はい。
ありがとうございます。
ん?
あれ?
なんで私がゴシキンジャーに謝らないといけないんだ。
{気にすんな。}
いや、別にお前らに疑問を呈したわけじゃないのだよ。
{はっはっは。}
いや、笑ってごまかそうとしても意味がないんだけどさ。
{壁に到着。}
適当に下らない茶番劇をしていると、さっき送り出した分体からメッセージが届いた。
…ふむ。
向かって大体五分くらいか。
触手推進だって遅い訳じゃないし、壁までの距離は相当遠くて、こいつはマジでとんでもない大きさってことがわかるね。
じゃ。
鑑定してそれを私の方につなげて。
{了解。}
よしよし。
お。鑑定結果が送られてきた。
どれどれ?
{ファイアースモールドラゴン lv.7
HP 1035
МP 67
SP 1001
平均瞬発力: 500
平均攻撃能力: 3389
平均魔法攻撃能力:2242
平均防御能力: 880
称号: (火竜(new))(竜鱗(new))(強者(new))(人類の捕食者(new))
スキル 「火竜 lv.5(new)」「火炎耐性 lv.4(new)」「飛翔 lv.3(new)」「火炎魔法 lv.3(new)」「HP 自動回復 lv.8(new)」「МP 自動回復 lv.8(new)」「SP 消費緩和 lv.5(new)」「集中 lv.4(new)」「豪腕 lv.4(new)」
特典スキル:
経験値: 159788
特記事項: }
…。
生きておった。
火竜だった。
ビックリしたった。
死ぬかと思った。
山:おかしい。
ア:何がですか。
山:この小説はね。
ア:はい。
山:ほとんどのポイントをスマホから貰ってるわけですよ。
ア:成程。
山:んで、そのスマホからのアクセスがここ数日めっきり減ったんですよ。
ア:ヘタクソな文書に愛想尽かされたんじゃないですか。
山:いやああああああああ。
ア:なんかスマホの読者様に今からでも胡麻すっといたほうがいいんじゃないですか。
山:ああじゃあおすすめの○○○○○(自主規制)ゲーム教えるんde
ア:天誅。
山:ゲボヘァッ




