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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第三章 ミクロな世界の回生

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Code.1 (5)

三年が経った。


俺の年齢は今年でちょうど三歳。

小さくなってるせいですべてがビッグサイズな部屋に転がりながら、いつもの日課通り頭の中で一つ念じた。


鑑定。


{ニュー・ホモ・サピエンス・サピエンス 名レーニン・ユーリーンからの要請を受け取りました。スキル「鑑定 lv.10」を起動します。}



…。



一歳から二歳にかけての期間は、周囲の言葉を理解するのに努めた。


英語すらまともにしゃべることができなかったおれが異世界の言葉なんて分かるわけないと思ったが、これは子供の脳の吸収のよさなのか、切羽詰まった人間のなせた業なのか、はたまたその両方なのか、俺は他の赤子よりも比較的早い時期にこの世界の言葉をマスターすることができた。


言葉をマスターしてからは、ありとあらゆる情報を集め、いろいろなことを勉強しまくった。


昔、俺が生まれたときに口げんかしていた男女は、俺の両親のようで、父親がレーニン・ジョナサン、母親がレーニン・アリスといい、両親を諫めて俺を抱き上げてくれた少女が俺の姉、レーニン・サラのようだ。


名前に関しては異世界なのにまんまアメリカンな名前だったのに驚いたのを今でも覚えている。


そして、俺の今世での名前、それは、「ユーリーン」。


「レーニン・ユーリーン」だ。


意味は強い、だとか剛腕だとかいう意味らしい。


ユーリーン。

名前の雰囲気と意味に何処かちぐはぐさを感じるこの名前が俺は好きだ。


で、次。

これに関してはかなり驚いたのだが、我が家の家系。

ここ、レーニン家は、なんと代々勇者を輩出する由緒ある家系だったらしい。


この世界の勇者は、俺がラノベで見てきた襲名性の勇者や実力でなる勇者、教会で獲得する勇者とは少し違い、どうやら家系、というか血筋が関係しているらしい。


この世界における勇者とは、十歳の子供に与えられる(勇者)の称号獲得者のことだ。


この称号は、獲得した瞬間に「勇者」というスキルが与えられる。


また、この称号の獲得条件は血筋に依存しており、ここ、レーニン家をはじめとした幾つかの家系や、稀に平民の中からも出てくることがある。


しかし、勇者スキルというのは、「勇者」というだけあって、ほかのスキルとは違う、かなり特殊なものになっている。


まず、レベルが上がるにつれて獲得できるの技能ではなくスキルということだ。


普通スキルはレベルが上がることによってそのスキルの名前と関連する技能を獲得することができるのだが、勇者スキルだけは違い、これはレベルが上がるごとに新たなスキルが手に入るのだ。


次に、そのランダム性だ。

勇者スキルに限らず、この世界に存在するスキルにはレベルが存在し、レベルがより高くなるとより高度な技能を獲得することができる。


しかし、勇者スキルはそれらのレベルの概念がかなり特異で、レベル上限は完全にランダム、レベルが上がるにつれて使えるようになる技もある程度の指向性はあるが、ほぼランダムとなっている。


まあ、例外として、勇者スキルレベル1では獲得者はみな一様に「鑑定」スキルを手に入れることができるらしいが。


何故レベル1で獲得できるのが鑑定なのかわからないが、そういう仕様なので仕方がない。


次に、「職業」という機能だ。

この勇者スキルには職業というのがあり、それは人それぞれで変わってくる。

そしてこの職業は、勇者スキルがレベルアップに伴って獲得するスキルのランダム性にある程度の指向性を持たせることができるのだ。


例を挙げるとするなら、ある勇者スキル持ちの「職業」が「剣士」だった場合、その人が獲得するスキルは「物理攻撃力」だったり「斬撃強化」になり、また別の勇者スキル持ちの職業が「魔法使い」だったら獲得するスキルが「土魔法」だったり「МP 自動回復」になったりするわけだ。


また、この職業は勇者スキル持ちのレベルアップやステータスの上昇に伴い、進化する。


例を挙げるとするのなら、「剣士」が「剣師」に、「魔法使い」が「魔導士」になるみたいなそんな感じだ。


そして最後は、消滅、という点だ。


普通スキルというのは、一度獲得したら絶対になくなることがない、不滅の存在だが、勇者スキルは違う。


勇者スキルには、説明欄の一番下の部分に「使用回数制限」というカウンターが設けられており、これがゼロになると勇者スキルは消滅し、二度と使えなくなる。


この使用回数制限はやはり人によってランダムで、ある人は一桁、ある人は三桁だったりと、じつに数百倍もののズレがある。


取り敢えず、勇者スキルの説明はこれで終わりだ。


話は戻るが、俺が育った此処、レーニン家は、それらの勇者排出の名門で、ある意味貴族のような存在らしい。


それなのになぜこんなところに住んでいるのか、というのは、父親の希望だったらしいのだが、そこらあたりはあまり聞いたことがない。


だが、名門であることには変わりなく、俺は幼少期から勇者になるべく厳しい鍛錬を積んできた。


先生はもちろん両親で、父が剣、母親が魔法だ。


因みに、俺が生まれたときに喧嘩していた内容もこれに起因していたようで、俺に剣か魔法、どちらの道に進ませるか言い合っていたらしい。

しかし、最後は二人とも譲歩して、午前が剣、午後が魔法、ということになっていたが。


…まったく。人の苦労も知らないで。


そうして。


俺はそれから数年間、厳しくも楽しい毎日を送っていた。


山:…


ア:あ、前話投稿してからのpv数が月最低をとった山鳥さんじゃないですか。


山:うぐぁ


ア:もうちょっと文章を面白くするとか新規読者様に優しくするとかするべきですね。


山:と…取り敢えず…ブックマークと評価と感想…お願いします…


ア:御意見、アドバイス、待ってます。

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