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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第三章 ミクロな世界の回生

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95 分体におんぶにだっこ

と、いうことでいいことを思いつきました。


そもそも私は今まで一人(?)でやってきたからいろいろ詰んでたけど、これはちょっと発想の転換をすれば解決することだった。


Sou!自分ができないなら分体を使えばいいじゃないかジャマイカということ!


今回でいえば吸収を分体一体につき一個ずつやってもらうとかね。


どうやら、吸収自体は洗脳を解除した後でも継続できるらしい。


いやー。

考えてみれば簡単なことだった。

ずっとボッチだったせいで他人に頼るということを忘れていたぜ。


はっはっは。

はは。


{…涙拭けよ。}


泣いてねーし。

泣こうにも目がねーし。

心の中が大嵐なだけだし。


ま、そんな傷つきまくった私の心は置いといて。

ちょっとねー。


この分体の数の暴力作戦にも不安なことがまた別にあるんだよねー。


いや、これはちょっと前の話でその時は触れてなかった事なんだけど、私がパクテルに進化する前、不具合か何か、分裂スキルの効果で私が獲得したスキルは分体の所に分配れるのってのがあったはずなんだけど、その時は分体の所にそれが分配されてなかったんだよねー。


凶化とか、魔導帝とか。


ルンターレッサーバクテリアの時はできたんだけどなー。


量が問題なのか。

何なのか。


確証がない訳じゃないけど、今回もそんな感じの不具合が起こりそうな気がするんだよねー。


洗脳をするのだってすぐに終わるわけじゃない。


そんな時間を浪費するくらいならもうちょっと何か考えたほうがいいんじゃないかって思うんだけど、具体的に何をすればいいのか分かんないからもどかしい。


ま、できなかったときはできなかったときでまた考えるか。


んじゃ、分体達。

誰か適当に一体だけジョコロゥに洗脳してみてー。

まあ、丈夫そうだしパクテルの中から一体でいいかな。


…。


さて。

分体達が洗脳するまでに時間が多少あるだろうし、その間にどれから吸収させるか考えないとなー。


ま・ず・は…。


{洗脳が完了しました。}


はえ?

え?

どういうこと?


{個体名パクテルアクストラレータの洗脳が完了しました。}


うん。

いや、そういうことを求めているわけじゃないんだけどさ。


{洗脳行程を表示しますか?

―yes

―no}


いや、何それ。


{洗脳行程

洗脳時の精神汚染手順、効果、書き込みなどの行程を表示する。}


あー。

いや、別に今はいいや。

うん。


…。


ま、早ければ早いほどいいんだし。

気にしないようにしよう。

幾ら私が四時間近くかかったのに分体が洗脳を始めて一分もかからずに洗脳を終えたからと言ってそんなこと気にしないようにしようそうしよう。


うんうん。

じゃ次は吸収かな。

まあこれはさすがに早く終わりそうにないし、じっくり考えましょ。


…。


―どれがいいと思う?


{堅牢。というスキルが一番いいのではないでしょうか。希少スキルのようですし。}


なるほど。


{固有スキルだし老樹式もいいんじゃない?}


なるほど。なるほど。


{だったら効果的に感染式のほうがいいでしょ。}


なるほど。なるほど。なるほど。


{腐食魔法は?こいつ四文字魔法スキルだよ?}


なるほど。なるほど。なるほど。なるほどー。


{いや、別に分体の洗脳がすぐに終わるなら全部まとめて分体にやらせればよくね?}

{…}

{…}

{…}

{…}


…なるほど。


…。


ということで全部のスキルが分体に吸収されましたとさ。


{チャンチャン。}


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