表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Magical Reve  作者: 柏木桜
Chapter1 Magic book
2/151

二話 謎の女性「ロゼッタ」

え…?誰…?

なんで雨の中何も差さずに外にいるの…?


サーニャは驚いたが理由聞くまでもなく女性を家の中へ入れた。

謎の女性は身長が少し高く髪も長い…


「へっくしゅんっ!」


「あぁっごめんなさい!今すぐタオル持ってきますね!」


「ずずっ…ゆっくりでいーよー」


サーニャは謎の女性の話を聞く間もなく風呂場へ走ってタオルを取りに行く。


「あちゃー…」


謎の女性は雨で濡れてしまった服を触りながらぶつぶつ独り言を言う。

すうっと服の水分が無くなっていき乾いていった。

その後、謎の女性は満足げな顔になる。


(服と体は乾かせたけど、髪はタオル持ってきてくれるみたいだしいっか♪)


「タオル持ってきまし…あれ?」


「どーしたの?」


「いや…なんでもないです…」


サーニャは不思議に思いながら謎の女性にタオルを渡した。


「今日は雨も止まないだろうし泊まっていったらどうですか?」


「えっ?いいの?ありがとー!」


謎の女性は髪を拭くのを忘れサーニャに抱きつく。

謎の女性の体は乾いてるとはいえ少し冷たい。

サーニャは風邪をひかれてはまずいと思い、謎の女性を風呂場へ案内する。


「ねーあなた名前なんていうの?」


謎の女性は突然聞いてくる。


「えっ…サーニャですけど…」


「へー可愛い名前♪私はロゼッタっていうの、よろしくね♪」


「はぁ…どうも…」


案内するまでの間短い会話をしたが、サーニャはさっきまでびしょ濡れだったのにロゼッタの体がさっきまで日に当たってかのように乾いているのがとても謎で会話の内容が入ってこなかった。


ロゼッタが風呂に入っている時もずっと考えていた。


「なんでだろう…もしかして…いやそんなわけないよ!ロゼッタさんが魔法使いだなんて!…でも…どうなんだろう…疲れてるのかな…」


色々考えていると、ロゼッタが風呂から上がり部屋に入ってきた。

服はさっきまで着ていたのをまた着ていたが玄関の時と比べると何か足りないような気がした。


「いや〜ありがとうね〜」


「あっ…えーっと…湯加減大丈夫でしたか?」


「うん大丈夫だよ〜眠いし寝る〜」


と言ってロゼッタは部屋のソファの上で寝てしまった。

とても疲れていたのか爆睡だ。


「自由な人だな…私もなんか疲れたし風呂入って寝よう…」


風呂を済ませサーニャも自分のベッドで寝ようとしたがロゼッタはそのまま寝てしまったので部屋の片隅にあった使ってない毛布をかけてあげた。


今日の事で頭の中もやもやするが疲れが勝ってしまったため風呂に入るのを忘れ、サーニャもすぐに寝た。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ