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人物紹介(後日談)

アグネス・ウェーリー

戸籍上は故マグヌス・ウェーリーとマリー・ウェーリーの長女。服役中のダレウス・ローファンの遺伝子を強く引いたことが、マリーの狂気を誘った。

手先が器用で聡明。 内向的。

人相が激変するほどひどい火傷をしたが、北の寺院で手術する。本来の容姿に戻ったことで寺院で療養中の貴族からダレウス・ローファンの血族ではないかと指摘される。

出生の秘密を知ったことで情緒不安になり、投身自殺を図った。享年16歳。


マリー・ウェーリー

南部海岸沿いの精神療養施設で治療中、愛娘の自殺を知り、しばし錯乱をくりかえす。

外出許可を得たときは、必ず娘の墓参りに出向く。

コテージ村では、子煩悩で美しく、刺繍が上手な女性と認識されている。


アーチャー・ウェーリー

アグネスの異父兄。チャーチル家の家令になるべく通った学園で才覚を発揮。現在は官庁に勤めている。未来の厚生大臣。

宰相の一人娘ベロニカ嬢に見染められて婚約者になったが、実のところ破棄寸前。

ベロニカを愛してはいるが、気質が母に似てる自覚があるので、添い遂げられる気がしない。不能ではないが、性欲は薄い。

男性優位の社会で男性よりもパワフルで有能、やや独善的なベロニカを理解し、的確にサポートできる男性は自分だけという事実には、気がついていない。

各地から届く差出人不明の絵葉書が宝物。


ベロニカ・チャーチル

ロン・チャーチル宰相の一人娘。

医療大学を飛び級しつづけて、18歳で医師免許を取得する。専門は産婦人科。論文で評価されるのは精神医学。

貴族女性の産前産後の致死率を半分以下に下げる功績が認められて、22歳で総合病院を、24歳で女子医科歯科看護大学を設立した。

医者としては有能だが、女傑すぎて全くモテない。

アーチャーを逃したら結婚なんか不可能だが、トラウマの元凶と子を成すのはかわいそうなので、時期をみて破棄する予定。ただ、アーチャーが屋敷を出たら絵葉書を盗み読みできなくなるから、ふんぎりがつかない。

アーチャーの愛には気がついてない。躾に成功した元駄犬程度の認識。つまりバカな犬ほど可愛い。情なら割とたくさんある。いろんな意味で両片思いなので、周囲をヤキモキさせている。


ステラ・レイン

さすらいのハウスキーパー。北の孤児院出身。天涯孤独。

各地の貴族邸、ゲストハウス、病院などで短期労働をしながら旅をしている。王都と精神療養施設だけは避けている。

手先が器用。かなり聡明。

引っ越しの直前に、異父兄に絵葉書を出す習慣がある。行き先は絶対に書かない。


ダレウス・ローファン

頭脳明晰だが、生まれつき情緒が欠落している。

息子の乳母のマリーに懸想し、お抱えの騎士でマリーの夫であるマグヌスを殺し、彼女を犯した。

殺人、婦女暴行、幼児虐待の罪で収監され、無期懲役の刑に服している。

刑務所の短期職員に採用されたステラが、びっくりして整形前の顔を鮮明に思い出せたくらい、アグネスにそっくり。



ロン・チャーチル

現宰相。実は転生者。前世は精神科医。政治は門外漢だが、医学より才能がある。

娘のために、病院と大学を設立する資金とコネを提供した。

孫の顔が見たいので、婚約破棄はさせてやらん。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の最後で草 [一言] 孫の顔はよ
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