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転生システムに致命的エラーを発見してしまったのだが  作者: みももも
第零章

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山龍討伐一日目(幕間1)(2)

 人質・・・まさか

「ガストフさん、みんなと連絡は取れますか?」

「それが、まずいことになっとる。

 テンキさんとラビさんは無事らしいが、チシロさんとは通話が繋がらねぇ」


「・・・ディーノさん、一体何が、お望みですか?」

「おうおう、話が早くて助かるねぇ。 なあに、難しいことじゃないさ。

 当初の依頼通り、『山龍を討伐してほしい』ってだけさ。

 そうだな・・・2週間以内に山龍3匹分の素材を集めたら、人質は解放してやる。

 安心しな! あの山の奥深くには、山龍の巣があるって話だ。

 巣をちょちょっとつつけば山龍の3匹ぐらい、すぐに出てくるさぁ」

「くっ・・・ではやはり、山龍が山から下りてきているというのも・・・」

「もちろん嘘さ! そもそも、そう簡単に山龍が山から出てくるわけが無いだろ? 気づけよ、フツー」


 これは、見事なまでに罠にはめられてしまったようですね。

 やはり別行動をとったのが間違いだったのでしょうか・・・。

 こんなことなら一緒に行動していれば・・・いえ、それよりも、怪しいと思った段階で全員に連絡を入れるべきだったのでしょうか・・・・・。


「おいアウラ、どうすんだい? このままじゃあチシロさんの身があぶねぇ」

「そうです・・・ね。 仕方がありません。

 ディーノさん。 その要求を飲みます。 代わりに、チシロさんとマテラちゃんに手は出さないと約束・・・、いいえ、魔術契約を結んでください」


「おいおい、立場が分かっていねぇようだな。 そもそもマテラって誰だ?

 (森に入ったのは男一人だって聞いていたが・・・)

 まあ、いい。 (ちょうど、制約を遵守させるための魔術契約は必要だったところだしな)

 その代わりに山龍は3体じゃなくて15体だ! 人質はこっちの元にあるんだ。 嫌とは言わせないぜぇ!?」

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