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転生システムに致命的エラーを発見してしまったのだが  作者: みももも
第零章

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転生生活三日目(2)

「では、まずは皆様に、これから向かうクエストの詳細をお話しします。

 今回受注したのは、先にお伝えしておいた通り、『山龍の討伐』になります」


 マテラがフードに引っ込んだ後のアウラの説明は、非常に簡潔で、わかりやすかった。

 まったく、マテラさえいなければ有能なのに・・・。


 アウラの説明によると、今回のクエストでは10体ほどの『山龍』を討伐することになるらしい。

「山龍とは名前の通り、山の奥地に生息する『龍種』です。

 一般的な大きさ1〜5メートルと、『龍種』の中では小さい部類に当たりますが、物によってはでかいこともあります。

 とくに10メートルを超えるサイズの『山龍』になると危険度が増すので、その場合は注意が必要になります」


 理論上は100メートルを超す個体も存在するらしいのだが、まあそんな個体は今まで確認されたこともないので気にしても仕方が無い。

 他にも、爪を高速で動かすことで発生するカマイタチ攻撃と、口から衝撃波を飛ばす攻撃があるが、どちらもあまり遠くには攻撃できないため、相手から離れれば危険は少ないとのこと。


「ちょっと、聞きたいことがあるんだが・・・」

 アウラが説明をしていると、テンキが手を挙げて質問する。

「どこかで『山龍ってのは倒すのが大変』って話を聞いたんだが、そこんとこはどうなんだ?」

「それは、先ほど説明した『斥力』と『龍種の特性』が関わってきます。

 常に龍の体を中心に斥力が働いているため、物理的な攻撃は斥力によって弾かれてしまうのですが、龍種特有の様々な耐性によって、魔法などによる攻撃もほとんどが無効化されてしまいます」


「他にも、自己再生能力があると、聞いたことが・・・あります」

 ラビも、ギルド職員として魔獣の特性には詳しいらしい。


「ええ。 たしかに、はなしだけ聞くと山龍を討伐するのは難しいように感じるかも知れません。

 ですが安心してください! 山龍にも弱点はあります。

 例えば、山龍の方から攻撃をしようとする瞬間には斥力が弱まりますし、これはあまり知られていないのですが、爪や牙には常に引力が働いているので、それを利用するのも一つの手段です」


 他にも、力を一点に集中すれば斥力に抗うことは難しくないため、強い貫通力を持つ武装で防御を突破する方法や、連続攻撃で疲弊させて押し切るなどの攻略法も有名らしい。

 アウラの曰く「斥力という物理耐性に惑わされないこと」が大切になるらしい。


 その後は、山龍が出没するという場所のことや、依頼主について簡単な説明があった。

 場所は、ここの森からさらに山側に進んだらたどり着く田舎町で、依頼主はその街で大規模農業をやっているらしい。


 「細かい話は現地に着いてから話す」ということで、早速宿を出て目的地に向かうことにした。

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