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3話

性転換なので書いている私ですら何が起こるかわかりません。

そのため、

※R15、BL、GL指定にしています。

大丈夫な方だけどうぞ。

「ふぅ、どっこら。」

さっきまでガキどもが座っていたベンチに腰かけた。


気づけば40分も経っている。

友人のBはまだ来ない。

待ち合わせで、女の子を待たせるなんて……男としてどうかと思うぞ。

いや、あいつも今は女か。


「あいつ、来たら此処に土下座一時間だな。」


「いやぁ、それは勘弁。」


「ん?今誰か言ったような……うわあ!!!!」

「ごめんごめん、遅れた。」

そこには身長が150㎝くらいだろうか。

パッつんの前髪でショートヘアーの小さいな女の子が、へらへらな顔しながらベンチの後から出てきた。どこか誰かに見覚えがある。

「ちょっと君、急に……ん?お前、Bか!?」

「うん、そう。すっげえ可愛いねA。」

(俺の名前も仮にAとしよう。)


見た目はとても可愛い女の子に見えるが、

中身は紛れもない基本馬鹿、いや、常に馬鹿のBがいた。

「いるなら、いるって言ってくれ!!心臓に悪い!!」

「だって、女の子が鬼の形相で子供を追いかけてたら俺の出番ないでしょ。ぷぷっ。」

見てたのか……。


「それにしてもなんだその服装は!」

「あ、学校から逃げたあと、ずっとゲーセンに浸って……スミマセン。」

服は着替えなかったようで、あのまんま……男の制服で、ということか。

どうしたらそんな格好で町を歩けるか、

俺は知りたいぞ!恥というものがこいつにはないのか!むしろそんな勇気いらない!

「え、何々どうしたの?」

可愛い女の子が台無しだ!

「いいから、今から俺の家にいくぞ。」

「ほえ?」

そんな可愛い顔したって俺には通用しないぞ。

心は……残念ながら野郎だしな。

「ほえ、じゃない!服装を正してやる!」


そんなこんなで俺達は俺の家へと向かった。




「お邪魔しま~す、あれおばさんは?」

「買い出しだと思うぞ。」

「Aのかーちゃんって美人だよなあ。ちぇっ、口説いてやろうかと思ったのに。」

「っおい!」

「なに恐い顔して冗談だよー。マザコン!」

「違う。お前頭だけではなく体までもが腐ってんのか?」

第一可愛い女の子が友達の母親を口説いたところでとんだ笑い者だろ。本当の馬鹿じゃないのか。


「お前の部屋どうしたんだよ!」

「朝起きたら変わってた。」


今朝は驚きすぎてまじまじとは見なかったが、かなり部屋の雰囲気がなんというか……女子になっている。

窓辺の花瓶にはドライフラワーがささっている。ベッドにはぬいぐるみがちらほら。筆箱にはビーズでできたうさぎがぶらぶらとキーホルダーになってついている。

……俺って可愛すぎかっ!!


「女の子の部屋じゃん、羨ましいぃ!!

ねえ、部屋の中あさっていい?」

「片付けが困らない程度にな。」

「女の子の部屋なんて一度も入ったことないよ!」

お前って可哀想だよな(笑)

(……人の事言えないか。)



俺も女の自分の部屋が気になるからあさってみることにした……が、




楽しいですね。

小説書くのって……。


読んでくださりありがとうございます。

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