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1久しぶりのお客様

ここはとある地区に店を構え、評論会から三ツ星を貰ったレストラン―――――――――――――――



を作った男を父に持つ男が料理長を勤めているレストラン

不味くて高くて売れない三拍子でダメダメなレストランである。

そして俺がその料理長だったりする。


もちろん客なんてからっきしなので、経営は火の車…にならないようになんとか工面している。

バイトをしたり、電気は付けず蝋燭で明かりを灯し滅多にない予約の電話を待つ。


どうせ客なんて来ないのだから予約されるまで材料は仕入れない。

工面と言いつつ開き直っているだけなのだが――――

もう店を畳んで第二の夢だった勇者にやっつけられる魔王のスタントマンにでも――――――


「すみませーん!一人なんですけど予約しないとダメですか!?」

幻聴だろうか、予約でもなく、マズメシマニアでもなさそうな初見様が現れた。


まさかここをレストランではなく別の何かだと勘違いしているのではなかろうか?


「予約は別に問題ないんですが…」

客がいないのだからぶっちゃけ予約はいらない。


「やっぱりドレスコードとかあったりするんですか!?」

オシャレを目指して外装に拘っただけで、そんなお堅い店でもないのでドレスコードも要らない。


「それも別にいいです」

第一他には客がいないし彼女一人くらいなら気にしなくていいだろう。

なんて色々と無茶な言い訳を考えて久々の客を引きとめてみる。


「「あの取り合えず…」」

「「お店に入っていいですか!?/材料買ってきていいですか!?」」

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