帰宅部、始動。
記念すべき第1話です!実は帰宅部だったつっしーがお送りいたします。
俺の名は安藤勝。まさるね、一応。中1であり、先日入学式を終えた。
当然、部活を選ばねばならん。だが運動部は苦手だ。文化部に入ろう、と決めていた。
部活リストをもらったので見てみよう、と見たところ。
文化部
・吹奏楽部
俺「」
え!?嘘だろ?まさか、まさかどこかにそれ以外のがある筈だ。
無い。
「マジかよ・・・」と一人つぶやいた。
その帰り道。
「よっ、どうした、1年君?」
声を掛けられた。
2年の先輩だ。
俺「いや、別に・・・」
「部活が決まってないのかい?」
俺「え?」
「図星のようだな、こっち来い」
と連行された。連れてこられたのは廃部になった部活の部室。
「おっ、入部者か?」
俺「え?」
いまいち状況を飲み込めない俺に、俺を連れてきた先輩が説明してくれた。
「ここは帰宅部の部室だ」
「帰宅部とは文字通り帰宅を中心とした活動が主だ」
「部活に入れない奴はこの非公認サークル、帰宅部にご招待ってわけだ」
「俺たちはみんなそうさ」
俺「・・・」
「入部します」
先輩方「おおぉ・・・マジかよ、即決じゃん」
てなわけで、俺は帰宅部の一員となった。さて、どうなることやら。次回に続く、てことで。