表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/48

4月16・17・18日

春宵の酒場で一人酒すする、誰か来んかなあ、だあれも来るな(石田比呂志)





上品なフモウルの中に漂ふそこはかとない悲しみ。「人間とて金と同じで寂しがり屋ですから集まるところに集まる」も上手い。石田比呂志先生は軽妙に、しかし鋭く世の中を皮肉る独自の境地を確立なさつた。





菜の花といふ平凡を愛しけり(富安風生)





新年度、まだ仕事が本格化しない。たまに鉄道に乗ると桜は盛りを過ぎたが菜の花の黄色は河原などで美しい。富安風生は高浜虚子の高弟であり、戦前から戦後にかけて政府の高官でもあり、悠々とした作風を確立した。




たんぽぽや日はいつまでも大空に(中村汀女)





また仕事先の話だが、桜の花びらが降りしきる公園を散策したら、大ぶりのたんぽぽが元気に咲いてゐた。美しい。たんぽぽは薔薇やひまはりにはなれない。しかしたんぽぽにはたんぽぽの幸福しあはせがある。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ