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5月16・17・18日

世にふればまたもこえけり鈴鹿山昔の今になるにやあるらむ(斎宮女御)





三重県に旅行。掲出歌は伊勢神宮に仕へる女性皇族で歌人としても名高い斎宮女御の代表作。斎宮を退かれた後は村上帝の妃となられた。「源氏物語」の六条御息所のモデルでいらつしやる。鈴鹿山は私は通り過ぎただけだが。「ふる」、「なる」などが鈴にからめてあり、鈴を鳴らすことは神事を表す華麗な技である。




動物園に行くたび思い深まれる鶴は怒りているにあらずや(伊藤一彦)





津、四日市の美術館、博物館をまはる。四日市の博物館では岩合光昭氏の素晴らしい動物写真を観た。掲出歌は現代短歌の巨匠伊藤一彦氏の作品。「弟よ忘るるなかれ天がける鳥たち重き内臓持つを」といふ作品もあり、動物や命に特別の感慨があるやうだ。動物は彼自身の分身なのかもしれない。





少女二人五月の濡れし森に入る(西東三鬼)





短い旅行を終へて、また私の日常に帰つてきた。しかしあへて非日常、幻想味を特徴とする西東三鬼の有名な作を据ゑてみた。金曜日に教へてゐるのは少女たち。友人はうらやましいと言ふ。しかし私にとつては日常。

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