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5月4・5・6日

五月の蝶消えたる虚空修司の忌(新谷ひろし)





本日は寺山修司の忌日。あまりにも短い生涯だつたと思ふ。しかし、その短い生涯は濃密である。詩歌、俳句、劇作、映画、ラジオドラマなど数え切れぬ。蝶が消えるは、傑作「身毒丸」の影響か?





目に青葉山時鳥初鰹(山口素堂)





今日は子供の日と立夏が重なつた。掲出句は国民的に愛唱されてゐる山口素堂の代表作である。連休中、日中は夏のやうになることも多かつた。そろそろ連休が終はるといふさみしさも忍び寄つてくる。





五月雨に花橘の香る世は月澄む秋もさもあらばあれ(崇徳院)





「さもあらばあれ」とは「だうなつてもいい、かまはない」といふ意味で、夏の雨は秋にも負けぬ風情だと歌つてゐる。後鳥羽院の「夕べは秋と何思ひけむ」にも影響を与へてゐるだらう。連休のしめくくりは荒天のところが多かつたやうだが、楽しい9日間だつたと思ふ。

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