反転対象・塗布獣
「ゲイスマルア」は、持ち帰った情報を元に研究を続ける。
「ヒュールト」の方は、「またここへ訪ねる」と行ってしまった。
「ゲイスマルア」はまず最初に、自分に忠誠を誓う意思を持つ「塗布」の生成に取り掛かった。
情報を元に、素早く、そして丁寧に作り上げる。
「ゲイスマルア」は、ここぞという時に用意しておいた死体を再利用し、そこに命の意識を宿した。
身体などの形状はかなり変化したが、成功した。
幾つかの人員を補充した時、「ゲイスマルア」はあることを思いつく。
「動物」の意思をそこに混ぜたらどんな生物が出来上がるのだろうか?と。
「意思」を混ぜて違う形に変異させる実験は、意外な結果をもたらした。
その結果、変異が一部反転し、中には四足歩行型も存在したのだ。
「ゲイスマルア」はこの結果に満足し、「塗布獣」などの世話は他の人員に任せた。
「ゲイスマルア」は変異の反転作用についていくつかの推測を立てる。
その途中、「ヒュールト」側からの連絡で、「来てほしいところがある」と伝えられた。
「ゲイスマルア」はそれに応じ、後の事を他の人員及び、忠誠に従う存在に預ける。
また、2人は合流することになるのだ。
目に映るのは、素晴らしい景色ばかりだ。
仲間達に囲まれているというのも、悪いものではない。
あの戦いも、強大なる力も、私はこの目で見たのだ。
同じ景色が続くことは無い、どれも素晴らしい景色なのだから。
さて、次はどんな景色を見ようか?
その後は、実験や研究に没頭してしまおうか_____
ただひたすら強さを求めている、彼女みたいに______
次どうしようかねー、でもここで人員補充語るとかめちゃやばいよねー