重なる導き・残天の塗布
「ゲイスマルア」がその場所に着くと、それは一種のホテルのような見た目だった。
2人が正面の入口から入ると、そこには結合・特殊な形をしている「塗布」が存在した。
ここに存在する塗布は、人間的な部分が存在するものと、全く存在しないもので別れているらしい。
そのもの達は皆、「残天の塗布」と呼称されているらしい。
「ヒュールト」達は、「残天の塗布」達に色々な話を聞くことにした。
この建物にある掟は、二つ。
一つは、必ず二人きりで行動し、離れない事。
もう一つは、必ず親しい仲として存在し続ける事。
「ゲイスマルア」達が一通り話を聞き終えた後、「残天の塗布」の1人が「ヒュールト」に話しかける。
「ヒュールト」の中に、2つの魂が宿っているという事を。
「ゲイスマルア」はそれを聞き、1つの答えがよぎった。
「ゲイスマルア」は「ヒュールト」を部屋に連れ、今のを踏まえて真実を聞かせてほしいと頼む。
決心がついたのか、「ヒュールト」は自分自身について語りだす。
「ヒュールト」は「ゲイスマルア」に会う前から、
特殊な塗布・・・「フォーゼルド」と戦っていたことを話す。
だが、戦っていたのは闇の力によって変貌した「ヒュールト」の家族ともいえるものたちなのだった。
「ヒュールト」はその戦いによって敗北したが、魂の一部を他の生物に移動させたのだ。
その生物こそが、個体名「双極」であり、同時に2つの魂を宿すことが出来る「塗布」だったのだ。
「ゲイスマルア」はこの訳を聞き、改めて協力をしたいと申し出る。
そして「ゲイスマルア」は、準備を進めるのだった。
12時!そう12時!後多分これ13話体制になると思う!




