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0-1 あり得ないイヌ

……あれから自分はどれだけの時間眠っていただろう。


彼は犬小屋のような狭い空間で目を覚ました。


「頭いてぇ。何だここ?、ってかおら何で喋れてるんだ?ってか何で人間の体になってるんだ?なぜか耳としっぽだけは犬のままだし。寝てる間に何をされたらこうなるのか全く分からん。まあいいや、とりあえず走ってこよ」


彼はそう言って走り出した。


この出来事が1人の新生命体の誕生だった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「お座り。……お座りしなさい、ラン。何度言ったら分かるの」


 一人の女性の怒号が響き渡る。怒りの矛先は誰かというと、彼女が家族で飼っているイヌだ。


 そのイヌの名前はランといって、3年ほど前からこの家、北上家に(勝手に)住み始めたミニチュアダックスフンドのオスだ。年齢は分からないが、見た目ではまだ五歳程度であると


 このように、ランは毎日しつけがなってないと育ての母である五月に怒られていた。


 イヌという生き物はとても賢いとされている。一匹、一匹に個々の差があるといっても、ランは3年ほど前からしつけされ続けているにもかかわらず、「お座り」すら中々しようとしない。

 人間とイヌの違いはあるといえど、日頃から子供のしつけをしている保育士歴十六年の五月に世話されているというのに、この有様のため、ランは近所では有名で、恐れられている。


 何でランはここまでしつけがなっていないのか。

 それは……彼が普通ではあり得ないイヌだからだ。


 ランは人間の言葉が分かる。

 まあそれ位の事なら賢いイヌであればどんなに珍しい事では無いのかも知れない。

 ランは人間のご飯の味を知っている.

 これも落ちた物を拾い食いしたのか、誰かに貰ったのかと思うかもしれない。

 ……だが、ランは1人の人間の記憶を持っている。

 これは、みな「どういう事だ」と首をかしげるだろう。


 そう、ランは人間の生まれ変わりなのだ。

 











初めまして、天そば.です。今日で年を取ったので、新たなことをしてみたいと思い書き始めました。私は犬が好きなので、犬?が主人公の物語を書きたいなと思っていました。あくまでも趣味なので、文章が下手かもしれませんが、読んでくださると嬉しいです。

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