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残酷のアクセルリス  作者: 星咲水輝
幕間・キャラ&用語おさらい解説/2章
182/277

#2i 邪悪魔女

【邪悪魔女】


・バシカル・キリンギ(Bacikal-Killing) 冷徹の魔女/邪悪魔女1i/残酷魔女特別顧問

邪悪魔女の一人。シェリルスの師。邪悪魔女としての役割は執行官/兵士教練官/機動部隊隊長。身長162cm。

首元ほどで整えられた黒い髪、真黒な眼、黒甲冑が代名詞。剣は魔法で腰の後ろに浮かせて帯刀する。

環境部門秘書のカーネイルとは双子で、こちらが妹。寒村の出身。

自分も他人にも厳しい、ストイックの化身。自己鍛錬が趣味。鍛え上げられた腹筋を褒めるとすぐ照れる。

武器は《ロストレンジ》の銘を持つ特殊なる剣。その剣術は異常すぎるほどに暴力的で重々しい。

清廉・高潔なイメージを持たれがちで、剣の腕前も繊細とよく思われるため、彼女の実際の戦闘スタイルを見て度肝を抜かれた兵士は多い。

残酷魔女の創始者でもあり、一度はあの《戦火の魔女》を追い詰めた功績もある──だが、あと一歩のところで取り逃してしまい、そのことを常に悔いている。

神は信じない。


・イェーレリー・オストロスト(Iweleth-Ostlost) 骸の魔女/邪悪魔女2i

邪悪魔女の一人。若くして法務官を担当する優秀な魔女。身長150cm、鎧骨装着時は202cm。

骸を操る魔法を得意とし、普段は鎧骨(ガイコツ)と称される骨を纏っている。中身は少女。アクセルリスやアディスハハと同年代で、身長は彼女たちよりも小柄。

髪型はショートカット。右半分は白く、左半分は黒い。普段は碧い眼だが感情が高ぶると赤くなる。

彼女が魔法で操る『骸』の定義は曖昧で、彼女がそう思えばそれは『骸』になる。

正義感の強い性格。愚鈍に努力を重ね続け、若くして現在の立場に辿り着いた、邪悪魔女きっての苦労の人だ。


・シェリルス・シンデレリア(Sheriruth-Cinderella) 灰の魔女/邪悪魔女3i

邪悪魔女の一人にして1iバシカルの弟子。担当は威力部門。身長170cm。

トレードマークは小さな王冠と長いツインテール。髪は灰のような色で、目の色は青く燃えている。

言葉遣いや態度は粗暴で傍若無人に見えるが、その性格は意外なほどに繊細で心優しい。

かつて栄華の果てに陥落した《シンデレリア王朝》の生き残りであるが、彼女はその過去を振り返ることはなく、灰の中に埋めることを望んでいる。

師であるバシカルには頭が上がらず、また自分では到底届かないような存在であると認識している。

だがバシカルは、「いつかシェリルスは自分を超える」と信じ、彼女を自身の後継者に相応しい存在になるよう育てているようだ。


・カイトラ・アルコバレノ(Kaitul-Arcobaleno) 変異の魔女/邪悪魔女6i

邪悪魔女の一人。担当は財政部門。身長173cm、変異体状態では333cm。

普段の姿は大量の触手によって形成された、醜悪な異形の怪物。体高も高く、威圧感を醸す。

が、その姿は《変異》という称号により、望まぬ形に変化を遂げたものである。本体は痩身で長身。黄色の目は愁いを帯び、深緑色の髪はいつもボサボサだ。

邪悪魔女の誰よりも愚直で真面目な性格で、必要となれば己の身を削ることも厭わない。パーティーメイカーズの仲間たちからはからかわれながらも心配をされている。

ヴェルペルギース内に大きな屋敷を所持しており、そこで孤児を引き取り従者と共に育てている。彼女自身は広い地下室で触手を解放し静かに過ごすことが多い。

特技は内臓を自由自在に動かせること。


・シャーカッハ・ヒュドランゲア(Shakah-Hydrangea) 再生の魔女/邪悪魔女7i

邪悪魔女の一人。担当は医療部門。身長184cm。

桃色の目は妖し気に揺れ、桃色の髪は脚のあたりまでだらりと垂れている。妖艶な色欲の雰囲気を漂わせる、アダルティな魔女だ。

心臓に埋め込まれた《超再生の魔石》により魔質が変異、《再生の魔女》となった。

ゆえに心臓が弱点であり、魔石を心臓もろとも消し飛ばせば再生は行われず死ぬ。

……と思われていたが、実際にはとっくの昔に魔石は取り除かれていた。

だが魔石から放たれる魔力がシャーカッハの体に浸透、適合したことで彼女の魔力構造は《超再生》に書き換えられており、《再生の魔女》から変わることはない。

今や彼女の細胞一つ一つが《超再生の魔石》と同じ性質を持つと言っても過言ではない。

ひとりでいるとき、時折寂しそうな顔をするという。


・ケムダフ・アイオーン(Chemdah-Aion) 暴食の魔女/邪悪魔女8i

邪悪魔女の一人。担当は防衛部門。身長138cm。ぼうし込みでは276cm。

身の丈の倍の大きさを持つ巨大な帽子がトレードマークで、ケムダフの本体。

帽子を被る少女は魔力によって生み出された人形のようなもの。基本的には前髪の長い白髪・白い眼の少女の姿を取るが、ケムダフの気分次第で如何様にも変わる。

常に手に持つ巨大な杖は魔力感知能力を底上げしつつ、ヴェルペルギース内を警備する防衛部門に伝令を下すことの出来るもの。

この両方を同時に行えるのは魔女機関でもケムダフしか存在していない。

命については軽薄な考えを持つ部分も時折みられる。


・キュイラヌート・ヴォルケンクラッツァー(Qimranut-Wolkenkratzer) 氷の魔女/残酷魔女10i

邪悪魔女の一人にして魔女機関を統べる《総督》。身長143cm。球状装置は300cm。

初代邪悪魔女の一人。いわゆる大魔女で、その魔力はまさに桁違い。

肉体は特殊冷却装置の中で休眠状態にあり、普段は精神のみを装置に接続し業務を行っている。

彼女は元々魔女機関の総督ではなかった。初代邪悪魔女として彼女が担当していたのは5i環境部門であった。

そんな彼女が、どのような道の果て、現在に至ったのか──彼女がそれを語る日は、遠いだろう。

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