冷凍庫の作り置きの消費
今日は冷凍庫の掃除だ。
作り置きして冷凍していたチリコンカンを解凍温めする。
皿にごはんとチーズ、小さく千切ったレタスを乗せて、チリコンカンを盛り、最後に角切りにしたトマトを乗せる。
レッドキドニーやひよこ豆が入っているが、基本的には同じ味付けだし。
豆の分だけ味が薄いかもと思うが、それなりにはなっている。
弁当に持たせるホットサンドは、冷凍して残しておいたカレーにマッシュポテトを和えたものにチーズ、スクランブルエッグにハムとチーズ、チーズとハムとベーコンの三種類作る。
全てにチーズが入ってしまったが、少し大きな袋で買った溶けるチーズも消費しきった。
細切り昆布で炊いた揚げを持たせてタケヒコのところに行くように言っておく。
今日は前に買っておいたサロペットに袖にフリルの付いたカットソーを用意しておいた。
かなりカジュアルになるが、モノクロコーディネートなので抵抗せず着てくれた。
こうやって少しずつカジュアルに慣らしていこう。
滞りなく一日分の仕事を終え、帰宅する。
『今日のサンドイッチも美味しかった。揚げもタケヒコも珍しい味付けで喜んでた。』
『どの味が一番良かった?』
『ハムとベーコンの入ったの。』
『食べ盛り感な意見だな。よし、今日は焼肉に行こう。』
『焼肉って何だ。』
『牛肉をタレにつけて焼いたものだ。しかも今日は食べ放題だ。』
『食べ放題っていうことは…』
『言葉通りだ。』
『行く。』
『牛肉だぞ。』
『うん。』
チェーン店の食べ放題の店にギンタを連れて行く。
安くはないがそれなりの肉を出す店で、一番高いコースを頼む。
因みに俺もまだキロ近く食べれるので、損する気はしない。
どちらかと言うと、食べ放題の方がデザートも含めてメニューが豊富だし、取っ付き易いだろうと思ったのだ。
『牛は美味い。』
『オルガもやっぱり牛は好きだったよ。』
ギンタは珍しいがって、色々と注文し、満足してくれたようだ。
『肉でお腹一杯になったし、色々な物があって、楽しかった。』
『良かっただろ。』
『うん。』
『そういや、明日からは新しい家だな。』
『別に何処でも良いけど。』
『月曜からは、学校だな。』
『エルンストの学校で算術は習ってた。まだ必要なのか。』
『懐かしい名前がでて来たな。学校として独立してほしいとは言っていたが、最終的にどうなったのか知ってるか。』
『エルンストの学校はトリヴォニア政府に吸収されて、小学校と大学に別れた。』
『そうか。計画通りに進んで良かった。』
『やっぱり変な感じ。』
『何が?』
『エルンストを知ってるなんて。』
『一番最初は、俺が使う魔法術式の本をバイト代を出して写してもらってたのが始まりだったんだよ。』
『それがなぜ学校を作ることになった。』
『ま、色々あって、俺が給金を出すから俺にトリヴォニア語の読み書きを、ついでに子供達にも読み書きと算術を教えてもらうようにしたんだ。』
俺の読み書きのためと高級娼婦を育てることが本来の目的だったのだが要らないことまでは言わなくてもいいだろう。
『子供に混じって学校なんて行かないといけないのか。』
確かに彼女の本当の年齢は330歳で、100年は結界で閉じ込められてはいたが、人生経験では当然俺より長い。
『日本語や人間社会の事を覚えるのに丁度良い。それと、学校に通う子供と同じ年齢ということにしておかないと、誰も娘だとは信じてくれないしな。背格好も丁度いいし。』
『行きたくなくなったらどうする。』
『その時に考えるよ。』
今日のご飯
○朝食
・チリコンカンでなんちゃってタコライス
○昼食 (弁当)
・ホットサンド
カレーマッシュポテト、チーズ
スクランブルエッグ、ハム、チーズ
チーズ、ハム、ベーコン
○夕食 (外食)
焼肉食べ放題




