ギンタの友達とランチ
ご飯はターメリックを入れて色を付けてみる。
アボカド、トマト、にんにくを加えて酒蒸しした剥きエビをオリーブオイル、塩、ブラックペッパー、バジルそして少しだけレモンを絞り込んで作ったドレッシングで和えておく。
にんじんは、細切り用のピーラーを使って細切りにしてから、塩を振って暫く置いておく。
水気が出たら、絞ってはちみつとマヨネーズで和える。
冷しゃぶ用の肉を茹でておき、粗熱を取っておき、ピーラーで薄く長く切り出したきゅうりを三枚ほど縁を重ねて巻き、上下2か所に可愛いお弁当用の爪楊枝を刺して固定する。
真ん中を切って、きれいな断面を出しておく。
玉ねぎを炒めて粗熱を取っておく。
パン粉は牛乳で湿らせておき、卵と合い挽き肉、炒めた玉ねぎを合わせて混ぜる。
ハンバーグを返し、焼き目が付いてから、中濃ソース、ウスターソース、ケチャップ、赤ワイン、コンソメを少し入れて、煮詰める。
その間に、オリーブオイルににんにくのみじん切りで香りを出してから、みじん切りにした玉ねぎと合い挽き肉を炒め、クミン、コリアンダーシード、レッドペッパーはほんの少しだけにして、色付けのパプリカ、ハラペーニョが手に入らないため、ハラペーニョの
タバスコを入れる。
あとはミックスビーンズ、トマト缶を入れて煮詰めれればチリコンカンだ。
小学校五年生が食べるので、辛さは控え目だ。
クッキングシートを細く切ってホッチキスで止めて輪にして、目玉焼きの型を作り、焼いていく。
大きめの丸い皿の奥側に茶碗で型を取って丸くターメリックライスを盛る。
ハンバーグを持たれかけさせ、更に目玉焼きを乗せて、ソースをかける。
もう一品欲しくなり、作り置きの砂肝のコンフィを開ける。
オリーブオイル、塩、ブラックペッパー、にんにく、ローズマリー、ローリエを砂肝と一緒に真空パックし、保温鍋で丸一日温めておいたものだ。
砂肝とは思えないほど、柔らかくなっている。
油にも旨味が出ているので、このまま温めてパスタにしても充分美味しい。
手前の空白に、砂肝のコンフィ、アボカドサラダ、チリコンカン、豚肉のきゅうり巻きにはすりおろしオニオンドレッシングをかけ、にんじんサラダの順に並べていく。
「よしっ。」
イメージ通りに仕上がり、思わずガッツポーズをしてしまう。
可愛い、キレイ、美味しいと褒められ、良い気分でいたが、友達が帰ってから、頑張り過ぎと嗜められた。
『エサに釣られ、バルタファングが動き出したぞ。』
カウンタースパイ用として、バルタファングが興味を示した闇のマナに関する情報、満月には闇のマナの活性が下がるという情報をそれとなく流しておいた。
正しくは、『新月に近づくほど、活性化する』のであるが、喰い付きが良いよう、弱点に見えるようにした。
今日は新月は情報を流してから初めての新月の夜だ。
「武装は?」
『無いな。恐らく測定器だけだな。』
「今のところ、直接敵対の意思は無いか。グロニスクや他国、他組織の動きは?」
『公安には入ってきていないな。ダナは知っていて、止めようとはしてくれたみたいだ。』
「彼女だって、組織の人間だしな。傷付ける訳でもないから、罪悪感は薄いだろうし。」
「私はどうする?」
「普段どおりで良いけど、気配を察知したら教えてくれ。一応、接触する。アホ過ぎる振りをしてても後々面倒くさいからな。」
本日のご飯
○昼食
・ロコモコプレート
-ターメリックライス
-アボカド、トマト、えびのサラダ
-チリコンカン
-砂肝のコンフィ
-豚肉のきゅうり巻き




