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非処女は生物兵器

掲載日:2017/10/05

なんと!崖の上に現れたのはブラックデビルゴーストだった!

「貴様!生きていたのか!」

「フハハハハ、愚かなる童貞戦士どもよ。超音波パンデミック砲は魔空間から遠隔操作で発射できるのだ!」

「なんだと!」

ドーはテーに言った。

「お前そういえば風俗で童貞を捨てたいと言ってたな」

テーは莉乃が自分の命と引き換えに奪還してくれたマイクロチップを取り出していった。

「ああ、オレが間違ってたよ」

「解読できたのか!?」

「ああ、莉乃のおかげでな」

テーは涙ぐんだ。

「なにをコソコソやっておるか!貴様達の命はもうすでに風の前の灯火だぞ!恥ずかしい童貞どもめ!」

ドーは叫んだ。

「その手には乗らないぞ!」

テーが岩肌にマイクロチップに刻まれていた暗号を解読した文字を映し出した。

強い光が周囲を照らす!

ブラックデビルゴーストは思わず腕で視界を覆った。

「こ、これは!」

ドーが言った。

「そうだ、これが真実だ!コンドームは性病予防には全く効果がない!」

「なんだと!?」

ブラックデビルゴーストの表情が険しく歪む。

テーが言った。

「イソジンでのうがいは口臭を消す効果はあっても性病を殺菌する効果は全くない!」

「で、では、セイフティセックス・・とは!?」

「まやかし、もしくは何者かによって何かを隠すためのプロパガンダだろう」


岩肌には文字列が並ぶ。太古の先住人類の叡智によって残された言葉だった。


「性病はコンドームやイソジンで予防することは不可能です!

『セイフティ・セックス』などは存在しません。

コンドームをつければ大丈夫というのは洗脳工作です。

コンドームで防げるのは妊娠くらいです。

非処女を見たら、聞いたら・・・近づかない、触らない、付き合わない。

恋愛は人権?とんでもない!人類を滅亡させるための細菌イデオロギー兵器です!」


ドーはブラックデビルゴーストに言った。

「もっとこっちに来てよく見たらどうだ?」

「お、おお!こ、こんなバカな!風俗店は『当店は定期的に検査をしてSTU防止をしています。安心してお遊び下さい』と……」

「そんなものは女の子が自分でキットを使ってやる自主的な検査にすぎない。たまたまその時陰性でも、その検査の次の日に発症するかもしれないんだ」

「性病は一度罹ると直らない。ヘルペスは脊髄の中で一生涯棲息し続ける。潜伏期間が何年続くか全くわからないのだ。たまたま平気でもなんらかのきっかけで発現することもある。ピースの欠片のような状態で潜伏していたものが、別の似て非なる細菌と結合して、新たなる新型細菌に変化することもある。

ハイブリッド細菌だ!それらは性病として指定されず治療法もない。性病とはされていない危険な細菌だ。」

「愛し、愛し合うのは、素晴らしいことなのに!」

ブラックデビルゴーストはガックリと膝をついた。

「お前にも故郷があるのだろう。」

テーが声をかけるとブラックデビルゴーストは目をむいた。

「キエエエエエエッ!!」

叫び声とともにテーの胸ぐらにしがみついてきた。

「お前達のような童貞に!童貞になにがわかる!!」

ドーが言った。

「あれを見ろ!非処女が持っている性病だ!」

「う、うわああああ!え、エイズだけじゅあないのか!」


性器クラミジア感染症

淋菌感染症

HIV感染症/エイズ

梅毒

腟トリコモナス症

性器カンジダ症

性器ヘルペス

尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)

非クラミジア性非淋菌性尿道炎

ケジラミ症

疥癬

軟性下疳

A型肝炎

B型肝炎

C型肝炎

赤痢アメーバ症

細菌性腟症

伝染性単核球症(キス病)

サイトメガロウイルス感染症

成人T細胞白血病


「この他にも、もっと、もっと、更に新しい、名も無き危険細菌が作られ続けているのか……」

「そうだ。博愛や人権の名を借りた暴走は止められないんだ。」

「ツバもそうだが体液は内臓の一部だ。それを体内に取り込むことは人肉食と同じことだ。古来より人肉食がタブーとされてきたのは、細菌のパンデミックを防ぐためでもある。奔放な恋愛を戒めるのも同じことだ。古代人の知恵をサヨク達が博愛や人権の名を借りて破壊してきたのだ」

「サヨクだけではないぞ。それを利用して現人類を滅亡させようとしている連中、奴らこそが真の……」

「ラスボスってわけか」

ブラックデビルゴーストはまだ力が出ない。立てないのだ。

「わ、わしは風俗に通ってしまった……。莉乃だって言ってたじゃないか!付き合う前に枕を交わしていたほうが性癖がわかるって!結婚にはエッチの相性が大事だって!」

「エッチに相性なんてないんだよ」

「なに!?童貞のくせに何がわかる!?」

「いまのは俺達の声じゃないよ。俺達はおっさんだぞ?そんな天使のような声なわけないだろ」

「では誰が!?」

キラキラと星が舞い落ちてきた。

「天使!?」

ブラックデビルゴーストは慄いた。

「安心しな」

凛々花は地上に降り立った。

「エンジェルアイドル凛々花だよ!エンジェルビーム!」

「り、凛々花だと!?」

そこには元国民的グループアイドルの一員だった凛々花がいた。

「凛々花、やはり君の結婚宣言は……」

「そう。私がグループを抜けるにはああするしかなかった。デス・ヴィンテージの企みを知ったから。」

「デス・ヴィンテージ。そいつらがラスボスってやつか」

デス・ヴィンテージの企みを知った凛々花は兄のシュンジのマンションに行く姿をスプリング・センテンスに撮らせて国民的グループ総選挙で結婚宣言、そして卒業したのだ。

ブラックデビルゴーストが歯ぎしりをした。

「わしは騙されてきたわけか。」

「デス・ヴィンテージ、そして背後にあるのはアメリカ、敗戦国日本を二度と立ち上がることができぬよう滅ぼしてしまおうとする中国、日本は未だ旧敵国条項の指定を受けたままだ」

「アメリカ、ロシア、中国だけではない。彼らを利用して日本人を支配しようとする日本人達。

グローバリスト達。奴らはキミたちの人生に責任を持つことなはない。劣等感を煽り、無益な闘争心を煽ることでエッチモンスターに仕立て上げ、細菌兵器の餌食にしようとする」

凛々花は文献を示した。

「これを見て!」

明治の偉人・後藤新平の記録である。

有力な政治家であり、また医学博士でもあった後藤は日露戦争のさなか毒ガスと細菌の研究に携わっていた。気体のままでは危険な毒ガスを冷却して液状化させて携帯する技術を開発したが、これが戦後になって水道水を殺菌することに転用された。

「当時の水道水は生水で、大量の細菌を含んでいた。乳幼児の死亡率が非常に高かったの。」

「そうか、毒ガスは細菌にとっても毒だからな。これで殺菌した水は人間には無害ってわけだ」

「人間は生水の中にいる細菌すらも飲めない弱い生き物なんだな」

「性病なんて、とても耐えられないよ」

「インターネットも元々は軍事インフラだからね」

「そっか、これにのって、人権の名のもとに無軌道で無責任な性情報が垂れ流され、多くの女の子たちが

性病まみれになって不妊症になったり、子宮頸がんになっているのか」

「打つ必要のないワクチンを税金で買わされて打たされている」

「だけどまてよ、人それぞれ細胞が違うはずなのに、同じワクチンで効果があるのかよ?」

「化粧品もそうだけどね。本当は個人それぞれの生体検査を行って体質にあったものを作る必要がある。

だけどそれじゃメーカーが儲からない。」

「そういや化粧品も薬品だな。毒じゃないのか」

「毒さ」

「毒。あれもこれも毒。ベトナム戦争でベトコンを殺すために作られた薬剤プラントの民生転用だよ。

化粧品を使うことで肌を焼くことになる。発展途上の乙女たちに使わせることで新陳代謝を破壊し、体内に取り込ませることでアレルギー反応を引き起こさせる。そして肌荒れ用の化粧品を次々に使わせる。

化粧していないと恥ずかしくて外を歩けない。立派な中毒者のできあがりさ」

「毒にまみれた顔でデートに出かけ、化学物質で満ちたホテルに高い金を払って利用し、お互いの体内で培養した細菌を交換しあってより強い病原菌を作り出し、愛の名のもとに自ら拡散させるわけか。原発の汚染なんかよりよっぽど危険だ」

「性病は今やパンデミック状態なんだよ。細菌同士がありえない結合をして、抗生物質の効かないハイブリッド性病が出現し続けている。もう天文学的スピードで増殖し続け、進化し続けている。性病とは認識されていない危険な細菌が作られ続けてるんだ。それに非処女になると子宮頸がんの確率が10倍アップする。10倍だぞ10倍!!大○投手の投げるボール(170㌔)なら1700㌔になるんだぞ?かすっただけで死ぬ!」

ドーとテー、そしてブラックデビルゴーストは凛々花を見た。いや、見てしまったのだ。

「すまない、そういうつもりじゃ」

凛々花は肩をすくめていった。

「兄とは結婚できないけどね。生き別れた兄だったからマスコミを騙すくらいはできたわ。全てはシナリオ通り。そして莉乃さんの枕発言も……」

「台本、というわけか。そのデス・ヴィンテージが書いた」

凛々花はキッと空の星をみあげた。

「付き合う前に非処女になるとキープ女として無料慰安婦にされるだけよ。女でも人間でもなくなる。アイドルなんて名乗れないわ」

「お主、先程エッチに相性など無いといったな?貴様も処女ならば、なぜそれがわかる?」

「相性なんてないわ。最初から相手のことが嫌いなだけ。たまたま手頃な相手がいたから慰みモノにしていたか、もしくは新しい相手が現れて乗り換えたいだけ」

「だから何故それがわかるのか、と言っておる!」

「だって元々人間なんてつまらないものじゃん?つまらない男女が付き合ったって面白いわけがないもん。ブラックデビルゴーストさん、あなたは自分が楽しい人間だと思ってるわけ?」

「わしは魔物じゃからな。人を笑わせたり、喜ばせたり、空気を読んで楽しい雰囲気づくりなどはせん。そんな道化師みたいな真似するものか」

「だからお笑いやアトラクションがあるんだよね?」

「ま、まぁ、客が面白かったらお笑い芸人なんて成り立たないわな。客が演者よりつまらないから、演者のパフォーマンスを楽しんだり、笑ったりするわけだ」

「松本さとしは『オレは笑いの天才だから、他のやつの笑いを見ても笑うことができない』って言ってたわよね?」

「あいつ40歳で引退すると言ってたぞ。被り物や髪を染めるやつはヨゴレだとも」

「やつの所属する大手プロダクションはテレビ局の大株主だからな。とっくに力の落ちた松本さとしを出演させることで経営するお笑いスクールの生徒を集めているのさ。」

「なにかしら大きな声で言われて、黙って納得してしまっている民衆にも大いに問題あるよ。この世は俺達が民主自治すべきものなんだ。黙ってちゃいけないんだ」

「私達の闘いはこれからね!」

夜が明けようとしていた。地下洞窟帝国にも光が差し込んでいた。

「ふふふ、童貞、処女諸君、わしの負けのようだな。しばし御暇するとしよう。」

ブラックデビルゴーストはその光の中に吸い込まれるように消えていった。

ドーとテーは言った。

「性病検査しろよ!」

そして凛々花も加えて声を揃えていった。

「非処女は無料慰安婦。非処女は生物兵器。非処女を見たら、聞いたら、近づかない。触らない。付き合わない。」


太古の先住人類の叡智によって刻まれた言葉が岩肌に浮かび上がり、強い輝きを放った。


「処女や童貞をからかったりバカにする人とわかりあうことは不可能です。

処女や童貞を馬鹿にされるのがつらいからと捨てたところで、処女や童貞を馬鹿にする人達は

別の理由を見つけてあなたを傷つけ続けます。

処女や童貞を馬鹿にする連中はデス・ヴィンテージの工作員です。

すぐに逃げて下さい。

処女や童貞をからかうのは、性体験を聞くのはセクハラです。

学校や職場でそのような被害にあった場合は話し合わずに速やかに管理者に報告し、担当行政官庁に申告することで記録を残して下さい。

繰り返しになりますが「セイフティ・セックス」などありません。

性病はコンドームやピル、イソジンなどのうがい薬では防げません。」


ドーとテーは手を高く上げて組み合った。

「俺たち!」

「二人あわせてドーテーズ!」


凛々花が言った。

「今日から私も仲間よ!」


三人は朝日に向かって決めのポーズを取った。


「だけど……」

「ああ、何か足りないな」

「莉乃センパイ……」


三人は朝日に浮かぶ莉乃の思い出に涙ぐんだ。

「おおーい!!ドー!テー!凜々花ーっ!!」

「あ、あれは、祖師谷博士!!」

助手のアニーが運転するバギーの窓から祖師谷博士が叫ぶ。

「早く乗れーっ!!」

到着したのは祖師谷博士の秘密研究所だった。

「あ、君は!」

そこにはドー、テー、そして莉乃の共通の友人、上出来がいた。

「上出来クン」

「まさか……」



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