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017. 肉を切らせず骨を断つ


カタ・・・・・・カタカタ・・・・・・


カタカタカタカタカタカタカタカタ!


 街に足を一歩踏み入れた瞬間、スケルトン達の雰囲気が変わった。空の眼窩に殺意が宿ったことが理解できた。言葉を発しなくても自分達を獲物と見定めていることが伝わってくる。目視で確認できる全てのスケルトンがこちらに向かって動き出す。歩みは遅いがこれだけの数の骸骨が一斉に迫ってくる様は、人間の本能に恐怖を掻き立てる。だからと言って退く気はないが。


『ヒ、ヒィィィィィ!?』


「ゴブゥゥゥゥゥ!?」


「二人共、この骨共を相手にするのがつらいのなら街の外で待っていた方がいいのではないか?」


『平気・・・・・・とは言えませんが、か、海斗さん一人で行かせるわけにはいきません!私たちも一緒に行きます!』


「ゴブ!」


「・・・・・・分かった。二人共ありがとう。それでは――――」


カタカタカタカタカタカタカタカタ!


カタカタカタカタカタカタカタカタ!


「――――行くとするか」






「――――はぁ!」


ガシャァァァァァァン!


 ふむ・・・・・・。やはりこの骨共、武器は持っているがそれを扱う技術がまるでない。ただ振り回しているだけだ。加えて脆い。まあ骨である以上当然なのかもしれないが、大剣を横薙ぎにしただけで3~4体まとめて砕けていく。


『プレイヤー[海斗]のレベルが上がりました』


 これで2回目だな。骨を薙ぎ払うだけですでにレベルが二つ上がっている。


『スキル【テイム】のレベルが上がりました』


 お、【テイム】も上がったか。新たにモンスターを仲間をするだけでなく、仲間にしたモンスターと共に戦闘をすることも『【テイム】スキルに関係ある行動』と見做されてスキルの経験値が蓄積するということなんだろう。


『えーい!《ウォーターボール》!』


「ゴブブー!」


ガシャン!ガシャン!


 煌星が打ち出した水球と焔鬼の放つ火の玉がスケルトン達を蹴散らしていく。二人もちゃんと戦えているようだ。


「はぁ!」


ガシャァァァァァァン!


『スキル【武技/大剣】のレベルが上がりました』


 お?大剣スキルも上がったな。すでに全体の半数ほどは倒したか?これなら案外簡単に片付きそうだ。そうだ、もう少し数が減って余裕がでてきたなら魔法を使ってみよう。魔法スキルをとったが、まで一度も使ったことがなかったしな、そういえば。確か煌星が水魔法を使うとき《ウォーターボール》と言っていたから、自分も同じようにすればいい筈だ。


「そらぁ!」


ギィン!ガシャァァァァァァン!


!?今の手応えは――――


『?海斗さん、どうかしましたか?』


「・・・・・・いや今――――」


「ゴ、ゴブゥゥゥゥ!!」


「ッ!?焔鬼!!」


 いつのまにか焔鬼がスケルトンに囲まれている!くそ、簡単に倒せていたことで気を抜きすぎたか!焔鬼のいる場所まで少し距離があるか・・・・・・。ならば!


「《ウォーターボール》!」


『《ウォーターボール》!』


ガシャン!ガシャン!


『スキル【魔法/水】のレベルが上がりました』


「今だ!こっちに来い、焔鬼!」


「ゴブゥゥゥゥ!!」


 スケルトンが一体倒されたことで包囲網に穴が開く。そこから焔鬼が全速力で逃げ出し、無事に合流できた。


「大丈夫か、焔鬼?」


「ゴブゥゥゥ・・・!」


 合流した焔鬼は自分の足にしがみついている。よっぽど怖かったのだろうな。


『いままでなら《ウォーターボール》一発で倒せていたのに、さっきのスケルトンは私と海斗さんが一発ずつ充てなければ倒せなかった・・・・・・。ひょっとしてスケルトンが強くなっている?』


「・・・・・・いや、強くなっているのではなく、残っている個体は元々他のスケルトンより強いのだろう。弱い個体がほぼ駆逐されたことで参戦してきたか・・・・・・。ここからは一筋縄ではいかないかもな」


 残りのスケルトンはおよそ30体。おそらくその全てが先程倒した個体と同等以上の強さ。加えて手にしている武器も今まで倒してきたスケルトンに比べわずかに品質が良いように見える。中には盾や鎧を身に付けている者もいた。倒すのに時間がかかるとあっという間に包囲される。そうなれば煌星や焔鬼には厳しいかもしれない。


『ど、どうしましょう、海斗さん・・・・・・』


「ゴブブ・・・・・・」


「・・・・・・正直今の自分達だけではこの骨共全てを相手にするのは少し分が悪い。だから――――」


 そう、分が悪いんだ・・・・・・三人だけでは。


「――――自分たちに手を貸してくれないか?」





カタ・・・・・・


《スケルトンのテイムに成功しました》

《テイムしたスケルトンに名前を付けて下さい》



----------------------------------


[NAME] 海斗 Lv.6(+2)


[TRIBE] 異界人


[JOB] 暗黒騎士


[PARAMETER]

[HP] 28/28(+3) [MP] 19/21(+3)

[ATK] 40(+2) [DEF] 22(+1)

[MAG] 22(+2) [SPT] 22

[AGL] 22(+2) [SEN] 21

[TEC] 24(+1)


[SKILL]

【武技/短剣[1]】 【武技/大剣[3](+1)】

【魔法/水[2](+1)】 【魔法/闇[1]】

【魔法/無[2]】 【威圧[1]】

【テイム[3](+1)】 【眼力[2]】


[EQUIPMENT]

 [WEAPON-1] 石の大剣

 [WEAPON-2] ---

 [HEAD] ---

 [BODY] 初心者の胸当て

 [ARM] ---

 [LEG] 初心者の靴

 [ACCESSORY-1] ---

 [ACCESSORY-2] ---


----------------------------------

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