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第一章 10年ぶりの光景
ジリリリリリ!
朝の目覚めを告げる音に促され、布団の中で意識が覚醒していく
「んぁ~もう朝か…」
鳴り響く目覚まし時計を止めながらむくりと体を起こす
彼の名は 守山一狼 16歳 天才打者のイチローと同じ読みだ
「何か変な夢みたな~どんなんだったけ…懐かしいような…」
夢の内容を思い出そうとするが夢は所詮夢 曖昧な記憶の中から一つだけ思い出せる単語が思わず口から漏れだした
「10年後…10年後が何だっけ…うーん思い出せん!」
所詮夢だと切り替えて布団からでて朝食がとれる居間を目指すことにする