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1597話 加護(大)の付与条件

『条件Aが未達成です。付与条件:レベル30以上。条件Bが未達成です。付与条件:1年以上。条件Cが未達成です。付与条件:1人以上』


 脳内にシステムメッセージが響く。

 紅葉に加護を付与しようとしたところで、こんなメッセージが出たのだ。


(……やはりこんな感じか。チートスキルはありがたいが、妙なところで不親切だよなぁ……)


 おぼろげな記憶だが、初めて加護付与スキルを試したときも似たような感じだった気がする。

 確か……そうだ、『忠義度が38ポイント足りません。現在の忠義度:12ポイント』とかだったかな?

 そこから推理して、加護を付与するには忠義度とやらが50必要だと判断した。

 そして、忠義度とやらは友好度や親愛度と似たようなものだと解釈し、様々な人に働きかけてその数値を上げていった。

 結果、俺はミティに――


「ぐっ!?」


 不意に激しい頭痛が俺を襲う。

 まただ。

 昔のことを思い出そうとすると、頭が痛くなる。

 大切な人の名前を思い出せたような気はするのだが……。

 まぁいい。

 今は、加護(大)の件だ。


(条件Aは『レベル30以上』、条件Bは『1年以上』、条件Cは『1人以上』……か)


 条件Aにはレベルという表現があるため、その内容をかなり絞りやすい。

 おそらく、付与対象者の個人レベルが30以上必要なのだろう。

 後で紅葉たちと再確認するつもりだが、彼女らの個人レベルは9~11だ。

 30には届いていない。


 一方、俺の個人レベルは39。

 記憶はあやふやだが、俺がチートスキルで頑張り始めてから相当な期間が経過していると思う。

 そんな俺でもレベル39なのだから、条件Aの『レベル30以上』というハードルはなかなかに高い。

 紅葉たちが条件Aを満たすのは、まだまだ先になりそうか。


 いや、待てよ?

 ひょっとすると『所持スキルの合計レベルが30以上』という可能性も考えられるな。

 達成難易度としては、こちらの方が低い。

 個人のレベルアップに伴ってスキルポイントを得られる他、ミッションによるスキルポイントもあるし、通常の鍛錬でスキルを自力取得する方法もあるしな。

 いずれにせよ、紅葉たちには引き続き鍛錬に励んでもらう方向性で良さそうだ。


 ……さて、次は条件Bだ。

 その内容は『1年以上』。

 単純に考えれば、加護付与スキルの発動者である俺と共に過ごした期間が1年以上といったところだろうか?

 あるいは、必ずしも共に過ごす必要はなく、単純に出会ってからの期間が1年以上という意味かもしれない。

 どちらにしても、条件Bはしばらく達成不可能である。

 3人の中で最古参の紅葉ですら、俺と出会ってから2か月も経過していないからな。


 最後に、条件C。

 その内容は『1人以上』。

 これについては、皆目見当がつかない。


(……まぁ、分からないことを考え続けても仕方ないか)


 ひとまず、加護(大)については置いておこう。

 続いては紅葉たちの強化……といきたいところだが、その前に俺自身のステータスを確認してスキルポイントをいくらか使っておくか。

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