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XIRACO-シラコ  作者: 素巴(もとどもえ)キリマ
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第拾駆話 それぞれの物語

 今日も朝が来たのだ。我輩は今日も学校に行くのだ。その前に

 (シラちゃんオハヨー)

 『おーオハヨー今日も健康だな。けどよー油断するなよ。』

 (キウズアはいつ我輩や何も知らない民間人を狙っているってなけだな。大丈夫このミツコにお任せなのだ。)

 我輩は三日前に戦士フーワカになったのだ。でも、ヒーローっていうのは本当にいたんだな。トワちゃんの意思ちゃんと受け継ぐよ。

 

 ボクチャンはシラコと名乗る生物(?)である。すみかはヒトがまだ存在を把握していない位相空間。その位相空間にはウクリーと呼ばれる生物(?)が生息している。彼ら(?)は自ら栄養を作ることができない。そこでヒトという生物の脳にアクセスをして生命力を頂戴する。

けどよー一気に吸ってしまうと一瞬でヒトが死んでしまう。だからチミチミと吸うわけだ。それと取り付いている間に死なれでもすればまた新しい宿主を見つけなくちゃいけなくなりメンドクサイことになる。だからウクリーは宿主の命や健康を守る。宿主の体をキウズアに変えるのも命を守るためだ。

 で、ボクチャンの動きがおかしいだって?その通りボクチャンはヒトの生命力を自分に必要な栄養に変えるための力を失ってしまったらしい。よってボクチャンが栄養を得るためには他のウクリーから奪う必要があるというわけだ。

 といっても最初からことはうまくいった訳ではない。まずカズハジメ君。彼女は生命力、脚力、鈍感な三角器を持っていた。けどよー体重が軽すぎ、骨格が弱くおまけにストレスを発散するのがヘタクソだ。次は対馬井ツバイトワコ君。体は頑丈でそれなりに物分りもよかった。だが、プライドが高く疑り深い性格だった。次はもっと素直で頑丈なのを選ばないとな。

まあ、それで選んだのがこの刷井スリイミツコ君(身長165cm体重56kg)健康、素直、強い正義感。多少Mなところはいらないが使えそうだ。それにしても最近はありがたい。昔(この物語が始まったころ)はこっちから敵を探さなきゃいけなかったのに最近は向こうから戦いを仕掛けてくるようになった。たぶんみんなボクチャンのことを消したいんだろうね。

 どうやらボクチャンの戦いはまだ続きそうだ。せっかくだ次は男にでも宿ってみるかな。若けりゃ生命力あるし。


 私は対馬井ツバイトワコ毎日が楽しい高校生である。両親が、友達がみんな優しい。勉強がよくわかる。体育もできる。まあこの高身長(182cm)のせいで男は寄り付いてこないけど。

 けどねみんな私は変わった変わったっていうんだよね。みんないわく昔の私はもっと怖くて不良ぽかったっていうんだけどピンとこない。まあ二ヶ月より前の記憶がぜんぜん思い出せないなんて謎はあるけど。

 それにしても何かおかしい。昔はもっと・・・今は静か過ぎる?

 「おーいトワちゃん何深刻そうな顔してるのだ?」

 「えっ?なんでもないよみっちゃん。オレこれから帰るところよ。」

 「・・・オレ・・・」

 「えっ?今オレって言った?なんでかしら?」

 「そそそんなことは気にしなくていいから一緒に帰るのだ。」

 私はそのままミツコと駅に向かう。もちろん会話しながらだ。私はもっと自分の昔のことを聞きたかったもののその話をすると彼女は必死になってほかの話題に変えようとしてしまう。親友がこうだと何か昔にあったんだろうね。それでも何か忘れちゃいけないことがあるような気がする。

 「そういえばこの前学校の科学室で爆発あったみたいだけど怖いね。」

 「・・・そうだよね・・・ところでさー・・・」

 「ここのところ多いよね。原因不明の爆発事故。」

 私がそういうとミツコは一瞬動きを止める。そのときの目つきは誰かの忠告を聞いているようにも見えた。しかし、彼女はすぐに笑顔になると。

 「噂をすれば・・・って話しあるでしょ。この話はやめよう。」

 「・・・そうだね。」

 「あっそれと用事思い出しちゃったのだ。またなのだ。」

 やけにはりきってるな・・・

 「じゃあね。」

 といいつつ私はこっそりとミツコを尾行する。だが、約一分後に異変が起こる。体が動かないのだ。真昼間から金縛り?というより誰かに脳みそいじられているような。この感覚には覚えが・・・まさかね・・・っておっと体が動く。こっちかな?私はなんとなく二つ目の角を左折する。するとそこには廃病院があった。人気がない・・・ここに来た覚えはないけどこの雰囲気には覚えがある。オレ?・・・私は病院の中に入る。

カシャン

 誰かいる?ミツコ?・・・と誰?私はとりあえず進む。

 ドカッバキッジャリッ

 やっぱり誰かが戦っているようだぜ?・・・でも危険なところに行かないほうがいいよね。・・・虎穴にいらずんばと羅の子は得ず。前へ・・・そして、私はついに答えにたどり着いた。

 私が見た風景。それはムツコがスーツを着た男と殴り合いをしているところであった。ミツコは一瞬オレの姿に気をとられて隙を作ってしまう。そして、一方的にパンチやらキックやらを受ける。・・・しかたないな助太刀してやるぜ。オレはすべてを思い出すとスーツ姿の男に突進して突き飛ばす。そして、振り返ってミツコと正対する。

 「久しぶりだなシラコ。話はたくさん歩けどまずこいつをブッコロガス。」


完または凍結

この物語倍は書きたかったけど打ち切りです。後に続く刷井ミツコ編・富愛部フアイブイツカ編・富愛部テンコ編・山恵ヤマエナナ編は永久凍結ということで。

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