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XIRACO-シラコ  作者: 素巴(もとどもえ)キリマ
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EP18 決着と真実

 人質を利用されてまんまと2体の戦いに引っ張り出されたオレ対馬井ツバイトワコ。たしかにオレは強いと自分で思っているがナメクジ型のキウズア・シミズーとゴキブリ型のキウズア・フジヲッカを相手にどこまでうまくやれるかはわからない。オレはシミズ―をにらみつつバックしながらフジヲッカに近づく。それと首を上斜め45度振る。

 『3・・・2・・・1・・・テー(撃て)!!』

 オレはシラコの合図を受けると回れ右をしてからフジヲッカにレトートを撃って当てる。オレは痛みでひるんだフジヲッカの両手首に手刀をお見舞いして二本のカマをはじいてやったぜ。さらに胴体にパンチを食らわせてからヘッドロックをかける。するとシミズーはムチを振り回しながら援護に来る。オレはフジヲッカを投げ飛ばしてシミズーにぶつけるぜ。こいつは当たらなかったけどヤローは一瞬動きを止めてくれたぜ。オレはスライディングでヤローの足元に侵入して足をつかんでから自らは立ち上がりつつひっくり返してからパイルドライバーを決めてやったぜ。(スカートめくりドライバー)

 スパッ!ザッ!

 うっかりしていた。敵は2体なのに大技を使ってしまった。その隙に復帰したフジヲッカはカマを作り直して攻撃をしてきたのだ。オレは背中を軽く切られる。シラコはすぐに傷をふさぎ傷の近くの神経をカットする。

 『気をつけろ。大技はコロガセル時だけだ。けどよー今日のトワコ君の戦い方は悪くない。』

(そらドーモ。)

 オレは構えると状況を整理する。カマとムチ個の二つを使った理想の戦法はムチで目標の動きを封じてからカマで切り刻むといったところか。

 『あのムチやカマは練成物だからそーゆー戦法には向かない。けどよーリーチという観点からすると先に来るのはムチだ。ムチを受け流してカマのほうをやりな。』

 オレはシミズーに突進する。ムチを受け流してからフジヲッカを・・・だが作戦は失敗した。オレはムチで打たれて3m飛ばされる。(ムチの威力はなめられない、痛いだけではないのだ、使い方によってはアルミ缶を真っ二つにもできる)

 (おいシラコなんかリーチ延ばせるもんはないのか?)

『・・・七時の方向に眠る酔っ払いがいる。そいつを利用するぞ。けどよー遠隔操作ではなくあくまでも自分の手の延長として使え。』

 オレは首を上斜め45度に振ると襲い掛かってきたフジヲッカの斬撃を宙返りでかわすとシミズーと正対して攻撃をするフリをしてからわざと転んで足元に侵入する。オレはシミズーの足をつかむとそのまま投げてフジヲッカから引き離す。さらに再び攻撃をしてきたフジヲッカにレトートを撃つもののかわされる。だがオレはとりあえず例の酔っ払いに向かって走る。

 『ハッキングはボクチャンがやる。腕を引っつかめ!』

 オレが酔っ払いの腕をつかむと彼はオレの動きに合わせて走る。おしっハッキングは成功か。でまさかオレまで酔っ払いの追体験をすることはないよな。

 『ご心配なく、けどよーそんなことより2対1でどう戦うかを気にしてくれ。』

 オレはフジヲッカに向かって酔っ払いとともに走る。途中オレは酔っ払いに誰にもあたることのないドロップキックをさせ、オレはそのキックを足で受けその反動でフジヲッカに向かって飛ぶ。フジヲッカは予測できなかったオレの動きに戸惑う。オレはすれ違いざまに両足でフジヲッカの首を挟み地面にたたきつける。(アホウドリインターセプター、ハジメが使ったりしていた)さらに追いついてきた酔っ払いの足を引っつかむと振り回してシミズーにぶつける。

 「民間人を巻き込むのかこのゲスヤロー!!」

 だがオレは無視する。地面に頭を打ってろくに動けなくなったフジヲッカにタイラー光線を撃つ。

 ビィィィ・・・チュドーン!!

 「アカギさん!僕と結婚してください!!」

 ドガガガガ!!

 フジヲッカは爆死する。よしっあとは・・・

 バシッ!

 「ウヲオオオ!!おまえだけはっ!おまえだけはっ!!」

 シミズーが仲間の死に怒りを爆発させて猛攻を仕掛けてきたのだ。ちょっとまずいな。オレは次から次へと繰り出されるムチを受ける。とりあえず顔面と関節だけは守っておく。

 (シラコ何かないのか?)

 『距離をとってから石を投げるんだ。けどよー痛くてできないなら痛点切っとくか?』

 (痛くなくても物理的にきついだろ。)

 『トワコ君にしてはまともなことに気づいたな。けどよーこれならどうだ?』

 (オレが貧血になったりしないよな?)

 とりあえず手のひらを地面につける。するとシラコはその手のひらに切り込みを入れて地面に地を垂らす。地面の一部がたたみ返しのように起き上がり壁ができる。敵はもちろんそれをムチで破壊する。壁は壊れて辺りは煙くなる。オレはその時ドサクサに紛れてシミズーを殴り飛ばす。

 シミズーはすぐに体勢を立て直そうと急いだもののオレはすぐに足を引っつかんで阻止する。オレはヤローを投げると首を上斜め45度振る。さらに馬乗りになり殴りつける。ここで4,5発殴ってやれば脳震とうか何かでおとなしくなるだろうな。

 その時オレはたまたま鏡が目に入る。そこにいつっていたのは私服を着たオレに馬乗りにされるタンクトップ姿の若い男であった。そんなばかな・・・いやっそんなことはありえない・・・でもっオレ自身そのことを無視してたとしたら・・・

 ドカッ!

 シミズーはオレを突き飛ばすと地面に手を置き再びムチを作ろうとする。オレはドロップキックでそれを阻止する。ヤローはなすすべもなく地面を滑っていく。オレは勢いをつけると右手に生命エネルギー(?)をこめたパンチをヤローに当てる。b

 『よしっ効いた。けどよー安心するなすぐに放り投げろ!』

 オレはシミズーを放り投げその場に伏せる。

 チュドーン!!

 シミズーは空中で爆発する。これで事件は解決だ・・・いやっ違う。シラコに聞くべきことがたくさんある。ジュンペイちゃんのことはともかく鏡に映ったオレと敵の姿だ。オレの予想が正してれば戦士フーワカは変身などせずに偽りのビジョンを見て戦ったいたというのか。

 (おいシラコ、オレの質問に答えろ!)

 『言いたいことはもう把握している。けどよーボクチャンには答える義務がない。それと「次」はもう準備済みだ。』

 (てっテメーっ!!)

 『心配は要らない。いい夢を見せてやる。ボクチャンからの給料だ。』

 待っ・・・だめだ・・・眠い・・・


 つづく 三人目は・・・

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