EP15 じいさんのナンパ
ギーガッタンギーガッタン
オレ対馬井トワコは今日も体を鍛える。だからオレの肉体は素晴らしい。貧乳家系(作者の家もこれかも)に生まれながら胸はクラスじゃ一番高い。握力だけでリンゴをジュースにできる。しかもこのたくましい背中は男のゲイ(同性愛者の正しい呼び方はこれだ、ホモって言ったら失礼だぞ)さえも一瞬見とれるはずだぜ。
オレは今皆頃のスポーツジムでタンクトップ姿でバタフライマシンで胸筋を鍛えているところだ。それにしてもやはりジムは素晴らしい。器具は優れてるし広いし・・・
『それに露出欲も満たせるし。』
(シラコ何の用だ?コロガスぞ。)ギーガッタン
『バタフライマシンなんて自宅にもあるだろう。』
(こっちの方が重り多いんだよ。テメーだってオレに強くなってもらった方がいいだろ?)ギーガッタン
ったくオレの脳に異次元からアクセスする寄生虫(?)ヤローシラコはいつもやかましい。自分はいつも口しか出さねえくせしてオレの体の運転を奪ってくるわ脳内で騒ぐわ。ギーガッタン
『鍛えれば強くなる?けどよートワコ君がいくら胸筋鍛えたところで大して戦闘力は上がらないんだ。鍛えるなら頭にしてくれ。けどよー大丈夫筋トレすればトワコ君の心は晴れるからな。』
(ハイハイホドホドのところでやめてやるよ。タラコ。)ギーガッタン バシッ!
何?誰だオレの顔面を殴ったヤツは!?いやっこの感覚は・・・自分で自分を殴ったってわけか。おのれシラコ・・・体の運転奪われてたら素直に謝っとくか。大人になったなオレ。
(オレが悪かった。謝っとくよ。ゴメン。ところで、そろそろ帰るから。)
オレはジムを去ろうと立ち上がる。オレがここの常連になったのは一年半ぐらい前か?あの頃からここを出入りする人間も大して変わらないな。いやっ一人見覚えのないヤツがいるな・・・っておいおい・・・この前助けてやったじいさんじゃねえか。(詳しくはEP14で)にしても動きがぎこちないな。あー見ていてイライラするぜ。しかもオレのことチラ見してくるし。
(おいシラコ、あのじいさんもうオレのこと忘れてるよな?)
『一応なけどよpボクチャンは記憶を出にくくしただけだから場合によっては匂いや音楽等の影響で出てきてしまうこともある。今の理想としてはこのじいさんをこのジムの常連にならないようにすることだな。』
(じゃあ頭でもハッキングすれば?)
『その手段は緊急時以外は使いたくないぜ。けどよー無視しとけば大丈夫だ。』
「すまない、そこの背の高いお姉さん、体の鍛え方教えてくれないか?僕もムキムキになりたいんだ。」
向こうから話しかけてきやがった。でもちょっと教えてやるくらいなら・・・
「え~とまずは・・・っ!?・・・『ごめんなさい私急いでいますので。』」
「まーそんなこと言わないでさー後で何かおごるからさーおーそうだ僕の名前は純平っていうんだ。お姉ちゃんは?」
「オレは対馬井トワコだ。」
「じゃあトワコちゃんって呼んでもいい?」
『何ナンパに乗ってんだ!このジジコン!けどよー後でこのジュンペイとやらと関わって損をするのはトワコ君自身なんだぞ。』
(ロリコンショタコン(幼い男の子が好きなこと)は認めるけどジジコンはねーだろ?)
『もう知らないぜ。けどよー危なくなったらトワコ君およびジュンペイ君の頭いろいろイジるからな。覚えとけよ。』
(アーハイハイ。けどよー年寄りに優しくだろ?)「まずは体力からだな。いきなり鍛えたって筋肉はつかねえからな・・・」
約一時間半後オレとジュンペイちゃんはステーキレストランでテーブル越しに向き合っていた。約束どおり飯をおごってくれたのだ。それにしてもこのじいさんは筋トレには向いてねえようだ。体力と根性が少々イマイチだしどう考えても途中から自分を鍛えることよりオレのことに関心があったみたいだしな。
『ところでトワコ君、肉が好きなのはよくわかる。けどよーもう少し野菜食ってくれ。』
(やなこった。出てきた分でたくさんだ。そもそもヘルシーなもん食ったらすぐに腹減るし。)
「トワコちゃんった~らいい食いっぷり~だね。」
「ああ、鍛える前後はしっかり食っとかなきゃな。それにオレってでかいし。」(身長は作者以下だけど体重は・・・)
「そうだろ~ね~。」
このじいさんオレの胸ばっか見やがって。あと三十年は生きるな。たぶん。
「ところでトワコちゃんって~仕事何してるのかな~?」
「オレはこう見えても現役のJK(もともとは犯罪用語なのに・・・)だぜ。」
「・・・マジで?ボク大丈夫かな~」
「大丈夫だって、さっきも店員に酒勧められたりしたから。それにオレもタイホされるのはこりごりだぜ。」
プルルル
おっとケータイがなってる・・・クソババア(トワコの母)からか。オレは飯はいらないと返す。ジュンペイちゃんは笑う。
「何々母さんとはうまくいってないのか?ボクも昔そうだった。」
「別にオレはそのことじゃ困ってないから大丈夫だって。」
「悩んでいてもそうじゃなくてもみんなそう答えちゃうよね。だけど・・・何があっても最後は後悔ひとつせずに笑っていられればいい。だって人の悩むときの流れは大自然にとってはほんの一瞬にしか過ぎない。僕たちの時間だってその一瞬かもね。」
「あたしのこと口説いてるつもり?でもね、ジュンペイちゃん。ジムから出る前に薬指につけてた指輪はずしたわね?」
あー名にいってんだオレ(何書いてんだ作者・・・)・・・だけど悪くないな・・・こういうのも・・・ヒヤッ!?刷井ミツコが外からオレたちのこと見てやがる・・・背筋が・・・
「はっはっはこいつはまいった。トワコちゃんは~するどいねえ。」
「次女口説くときはもっと注意を払わないとな。」
オレはジュンペイちゃんにメールアドレスだけを教えると店を出た。だがこれは大きなミスであった。ミツコのヤツ外でオレのこと待ち待ち構えていたのだ。バカしたなオレ。
「トワちゃん・・・まさかエンコ・・・エンコ・・・エンコー(援助交際)してたの?我輩信じられないのだ。」
「かっ勝手に似決め付けんな!」
「もしかして時々貴兄がが学校来ないのはエンダカ・・・エンヤス・・・エンコーしてっ!」
「っ・・・『あいつはオレの父さんの兄貴だ。何か心配か?』」
するとミツコは回れ右をして捨て台詞をはきながら帰っていく。
「信じるのだ五厘ほど・・・でもでもっ真実はいつか突き止めてやるのだ!」
(シラコ今日は礼を言っとく。)
『これだからジュンペイ君とは仲良くしてほしくなかったんだ。』
オレはその後家に帰ったが珍しくクソババアはオレのことを心配するような台詞をはいた。そういえばいくらオレが不良っぽい(?)ことやっても飯の時間には帰っていてたな。
つづく 疑惑の行方はいったい・・・




