EP14 ハッキング
オレは対馬井トワコ。高身長かつ筋肉質な十七歳。オレはある日シラコとかいう存在に出会い戦士とかいう正義の味方になっていた。よって俺は人の生命力を吸う化け物キウズアと戦わなきゃならない。まあ、そいつらが世の中に何体いるかは知らねえけど昨日は一人葬った。そして、今日また一体のキウズアと思われる人間に遭遇して駐車場に止められた車の中に追いつめてやってぜ。(詳しくは前話で)
オレは目の前にある車のドアに手を伸ばそうとする。すると中にいた男は内側からドアを蹴ってオレに攻撃をしてくる。オレはシラコに足の運転を奪われて一歩下がる。すると男は今度は近くにあった人気のない雑木林に逃げていく。オレはとりあえず追いかける。
(おいシラコこいつ本当にキウズアなのか?逃げてばっかりだぞ。)
『心配か?けどよー男は間違いなくキウズアだぜ。いいから追いつけ。』
一分後男は走るのをやめて身構えていた。オレも立ち止まる。
「ついにテメーを追い詰めたぜ。」
「イヤダー!!死にたくないんだ!!来るな!来るな!来るなっ!!」
『っせーな。やかましいぜ。とにかくオレはテメーをブッコロガス!!」
オレは右手を左肩甲骨の前においてから空にむけて手を伸ばして変身をする。なぜかオレは地面から五mほど飛び上がってから宙返りをしてから立てひざで着地をして盛大な土煙を上げる。この動作の意味は?おっと男はキウズアだったか。オレの目の前には昆虫のような肌をしたピエロのような姿をしたキウズア・イーノッウェがいた。オレはすぐに戦闘ポーズをとる。今度のポーズはオレのオリジナルだぜ。(右手の指を閉じたパーを前に突き出し、左手のこぶしをひじを曲げて背中側に向けるといったのも)首を右斜め四十五度に振るとオレは敵に立ち向かう。
シュッ!ゴロン!
イーノッウェはオレのパンチを前転で避けると跳び蹴りをしてくる。オレはそれをハンマーパンチで叩き落とす。敵は慌ててバクテ転をしながらバックする。そんじゃオレも・・・
『トワコ君にアクロバットはおススメしないぞ。不安か?けどよートワコ君は三角器(耳の中にあるバランスを取るための器官と思ってね)はかなり敏感だからな。それにあれはただの威嚇だ。(ってよりは作者の趣味)気にするな。』
オレは再び襲い掛かってきたイーノッウェに両腕をぶつけて(ドゥアルパンチ)後退させる。そこからシラコに補足されたパンチ(詳しくは前話で)を三発叩き込むとラリアットで地面に叩きつけてやってぜ。さらに敵に馬のりすると拳を振り上げる。覚悟しろよって・・・体が動かねえ。
(おいっシラコ邪魔すんじゃねえ!)
『違うっ!疑いたい気持ちはわかる。けどよーこれはボクチャンではない。』
(じゃあ誰の仕業なんだよ!)
『トワコ君は今敵に脳をハッキングされている。』
(何ィ!?ってなんで今オレがオレであることを認識できるんだ?)
『正しくは運動を司るトコをやられたってわけだ。けどよー前頭葉(感情等を司る器官。長期間イジメを受けた人のやつは縮んでいたりする)みたいな人格に大きな影響を与えるようなところは無事だ。』
(で・・・)「ヴォ―!」
敵は下からオレを突き飛ばすと地面に倒れこんだオレにかかと落としとしてきたが何とか体を動かして腕にかすり傷一つで済ます。(イーノッウエの足は地面に穴をあけそこから煙を出してください)いくら脳をハッキングされていると言えどもそれなりに動くことはできるようだぜ。(すみません、ご都合主義ということで)
『トワコ君今は自分の身を守ることだけを考えろ。ボクチャンが何とかハッキングを解いてみる。』
(で、どういう原理でハッキングしてんだ?)
『ヒトの脳は電気信号のやり取りで活動をしている。けどよーその電気信号はどこから来たものでも構わないってわけだ。敵はトワコ君の脳の電気信号のパターンを把握した。その把握したパターン通りに電気信号をトワコ君の脳に流している。って来るぞっ!』
「このっ!うおっ!」
バシッバシッ!
イーノッウエはオレにパンチやキックをお見舞いする。体の自由の利かないオレはぎこちない動きで防御するが何発かまともにくらう。さらに敵は再び飛び蹴りを腹に当ててくる。(火花出してください)さすがのオレだってこいつはたまったもんじゃねえ。2mほど地面を滑ったオレは相変わらずぎこちない動きで起き上がる。
(シラコ!まだか!?)
『ボクチャンは急いでる。けどよーまだだ。』
オレはふらつきながらも前に進む。するとイーノッウエはお辞儀のようなポーズをとり肩から赤い光弾(トワコ目線だとビームは小刻みに撃たれているか照射されているか区別はつかないはず)を撃ってくる。ビームはオレの胴体に命中して火花を出す。痛え!こいつが手裏剣の痛さなのか?・・・なんて言っている暇はない。ヤローはオレに組み着いてから巴投げをしてくる。世界がグルグル・・・直後にオレは地面に激突して土煙を挙げる。やはりヤローは攻撃・・・してこない?いやっこのお辞儀は光弾か?シラコはオレの体の運転を奪うとその辺の砂を握ると目の前にまく。次の瞬間光弾はオレの目の前で花火を散らして消滅した。
(消えただと?おいシラコどうなってんだ?)
『こいつは単純な話だ。手裏剣はただの電気の流れでしかない。テキトーな物体にぶつかればそのまま消失するようにできているってわけだ。けどよーこいつは覚えとけ自分の武器の弱点は覚えとけ。』
シラコの言っていることを半分も理解していないオレはとりあえず立ち上がりイーノッウエともみ合いを始める。いくら俺の筋肉が発達していたとしてもやはり体の動かないと勝機が見えてこない。ところが、オレはとっさの判断で体を前に傾けるとヤローの顔面に頭つきをお見舞いする。ヤローはひるんで後ずさりをする。よしっ・・・ん?なぜオレの鼻もいたい?
『なるほど、ハッキングにも弱点はあったってわけか。よしっトワコ君その場で回れ!』
(なぜだ?)
『気になるだろう。けどよーとにかく回れ。それと目も閉じな。大丈夫だ敵が来たら教えてやる。』
オレは不安を残しつつスイカ割りのようにその場で目を閉じてグルグルと回りだす。あーさっそく気持ち悪くなりだしたぜ。これでオレが戦闘不能になったらどうする気なんだ?シラコそもそも高速回転をすればすべてが解決するのは某巨大ヒーローシリーズぐらいだぜ。あー気持ち悪りー。
『目を開けてよし。ハッキングは解けたぜ。』
おったしかに頭はクラクラする。だが体は思うように動くぜ。オレはイーノッウェを見る。ヤローは慌てたような雰囲気を出しながら一歩後ろに下がる。オレはしめたと思いヤローに向かって走る。ヤローは苦しまぎれにお辞儀をする。その技はもう見切ってるぜ。オレはヤローに突進すると腹でスライディングをして光弾を避け、さらに両足をつかんでからバックドロップをかける。敵は空中できれいな弧を描いてから地面に激突したぜ。オレはヤローが立ち上がると先ほどのお返しに巴投げをしてやったぜ。(トワコの巴投げは力強く腕で敵を地面にたたきつける)それからのオレはヤローの腕や足をつけんではブンブンと振り回しては投げてやったぜ。二分間に十回は投げてやったかな。さすがにこんなに投げてやったらヤローもグロッキーおこすよな。
今回のとどめは直接的に触れてハッキングされないようにビームにしておいた。全身の生命エネルギーとやらを腕に集中させると右腕をL字状に曲げてひじから先からビームを撃つ。
ビィィィ・・・チュドーン
「嫌だ死にたくない!僕が死んだら誰が寝たきりの父さんの世話をするんだー!!」
ドガガガガ!!
やったぜ!ヤローは大爆発したぜ!ビームってのも悪くないぜ!
(なーシラコビームっていいよな。)
『・・・ああ、とりあえず爆心地に行ってくれ。(XIRACO-シラコはバラバラにした敵の肉体に含まれる養分を餌としている、ついでにアクセスしている人間や食料から摂取することはできない。)けどよー今日のトワコ君はよくやったぜ。ほめてやる。』
(ところでシラコ。ハッキングを解くときどうしてオレは回転しなきゃいけなかったんだ?まだクラクラするぜ。)
『それはだな敵はトワコ君と感覚を共有していたからさ。けどよー敵はこっちに攻撃を仕掛ける際には共有を弱めていたわけだ。だから意表を突かれた時には互いに同じ痛みを感じたりしたわけだ。』
(それでオレが酔ったときに向こうも寄ったってわけか。さてオレも三角器鍛えとくか・・・)
『その前に変身を解いてくれ。』
オレは仁王立ちをしたまま変身を解く。(これは変身を解きたいときに解けるってことで)本当はその場に座り込みたいところであったが。そーいやこの変身の原理ってどうなってんだろ?その後シラコの食事が終わるとオレはお爺さんに渡した荷物を取りに行く。爺さんは律義にバックを持っていてくれた。シラコは爺さんの頭をハッキングすると記憶を飛ばした。
つづく 果たして寝たきりの父さんはいつまでもつか・・・




