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千年死期 ①


雲が少なく、よく晴れた青空の日。濃紫髪の青年はゴロツキ集団に追われ走っていた。


「はあ……しつこいな……」

「まてやこら!!」



「皇帝陛下が崩御なされた!?」

「ああ、お前が遠征から帰還する数分前に持病が悪化なされてな」

「……なんということだ」


「陛下には世継ぎ(セジャ)がおらん」

「では国はどうなる?」


「陛下には行方しれずの弟がおってな、人と龍の混血児がおるはずじゃ」

「私が探して来よう」



「ここどこだろ……」


肌の面積が多い衣服の薄紫髪の少女は見知らぬ街を歩く。

彼女はゴロツキを避けながら隠れて道を進む青年を見つける。



彼はひっそりとした路地で鼻に違和感を覚えた。


「……!」


調節すれば小さく、聞こえないくしゃみにできるだろうと押さえようと耐える。


「あ……やべ……へくし!」

「見つけたぞ!!」


ゴロツキは直ぐに青年を見つける。


「く……誰か……」


助けを求めようとした青年は気がつくと身体が浮いていた。


「飛ぶとは卑怯な!!」

「えっ?」


翼の生えた少女が青年を抱えているのである。


「オニーサン悪い人達に追われてるみたいだから助けたよ!」

「ありがとう、見知らぬ龍神のお嬢さん」


チャイカでは龍と人間のハーフは崇拝されるもの。


「私はドラゴンだけど、神様なんかじゃないよ……」

「?」

「なんでもないよ!アナタどこいきたいの?」

「わからない。悪人に狙われてるから逃げてたんだ」



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