黎泉、壊れる
第2話
黎泉「僕の観光の時間を返せ」
さっきから黎泉はそれしか言わない。龍座とあやはしつこすぎて少しイライラし始めていた。
龍座「なあ黎泉、過ぎた事は忘れて、今を楽しもうぜ?」
あや「そうですよ......せっかく龍座さんが企画してくれたんですから.....」
あやは既に龍座の味方である。黎泉は孤軍奮闘していた。
黎泉「お前の企画に付き合う程僕もガキじゃないんだ」
去ろうとする黎泉をあやが掴む。振り解こうとするが、全く離れない。
あや「一緒に.........楽しみましょう、ね?」
黎泉「....................少しは付き合ってやる。」
あや「やったぁ!」
話しているうちに、御一行は最初の目的地にたどり着いた。
龍座「それでは問題です!この店の名物は何でしょう!」
あや「うーん......(自主規制)だと思う♪」
一瞬、時が止まった..............
黎泉「......................バタッ」
あや「黎泉さん!?」
黎泉「もぅゃだ。。ぉぅちかぇる。。。。」
あや「黎泉さん、しっかりしてください、黎泉さぁん!」
黎泉の理性が崩壊した。龍座は開いた口が塞がらない。あやは涙目になりながら黎泉を起こそうとしていた。
龍座「一旦CMだぁ!」
~CM中~
黎泉「う..........」
あや「黎泉さん、大丈夫ですか?」
黎泉「僕は何を...........」
龍座「無事で何よりだ!さ、始めるぞ」
~CM終わり~
龍座「という訳で、先程の問題の答えはマムシの丸焼きでした!」
あや「あちゃ~」
黎泉「........................。」
黎泉はもう諦めかけていた。さっきのように逃げ出してもまた倒れてしまうかもしれない。そう思い黎泉は嫌々やる事にした。
龍座「罰として、マムシの丸焼きを実際に食べて頂きます!」
黎泉「名物を罰ゲームで食わせるって........何なんだこのテレビ。」
龍座「黎泉さん、どうぞ!」
黎泉「はぁ!?何で僕が!」
龍座「お前答えなかっただろ。ほら早く食えよ。」
龍座は無理矢理マムシの丸焼きを黎泉の口の中に突っ込んだ。
黎泉「んがっ!.....あがもも.......」
あや「この料理って毒抜きしてるんですか?」
龍座「ん?してないよ。」
黎泉「おえぇ!.........ふざけるな!僕を殺す気か!」
龍座「すまんすまん(笑)」
黎泉「貴様...........立派な殺人未遂だぞ!」
あや「まぁまぁ、生きてたからいいじゃないですか......」
あやが黎泉を必死になだめる。黎泉はその後水を飲み少し落ち着きました。
龍座「じゃ、じゃあ次の目的地へ......」
黎泉「れいせん、まぢぉこだょ!」
二人「.................黎泉オワタ\(^ω^)/」
果たして、この番組は完遂出来るのか........