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夢の録画

作者: 砥和 浩

ポストの中には一通の白い綺麗な手紙が入っていた。差出人は旧友からだった。かれこれ12年間会っていない。

中身は見覚えがある男女の写真と淡いピンク色の紙に綺麗な字が書かれた手紙が入っていた。

手紙の内容は6月23日に入籍しました、と報せる手紙だ。

再び写真を見る。その顔に最近会ったような気がする。


夢の録画

オレはそう呼んでいる。


故郷の旧友の家の前に立っていた。懐かしい匂いがする。独りでに玄関が開く。

なぜだろう?と思いながらも歩みを進める。

そこで場面が変わり、旧友の部屋の中に移る。部屋は昔と変わらず、サッカーボールの傷跡を残す襖、マンガだらけの本棚、オレが壊したドアノブだったり昔のままに残っている。そのドアから旧友が入ってくる。昔のイメージをそのまま30代まで老けさせた顔だった。そしてその両手には缶ビールが一本ずつぶら下がっていた。

「まずはカンパーイ」ビールを高らかに持ち上げている。

「カンパーイ」何に乾杯するのかわからないが、とりあえず応じる。

「あっちゃん…まずはお礼を言いたい」お礼?なんのだ?

「ありがとう」

そこで突然、夢はおわる。

彼のお礼とはなんだったのだろうか?


疑問だらけの不思議な夢だった。

そうかあの夢はそういうことだったのか。それにしても幼なじみがあんな可愛い女性になっているとは…。

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