第20.5章「平行世界の幕間話」
千鶴「さて、生徒会長の高宮千鶴だ」
鶫 「副会長の白羽鶫だ」
千鶴「この名乗り、意味あるのか?」
鶫 「書いてる人に聞いてくれ」
千鶴「あと、この章題を「まくま」と読んだならば、もっと日本語を勉強したまえ」
鶫 「そういうこと言うな。確実にツッコまれるから。ちなみに正解は「まくあい」だな」
千鶴「なぜこんなくだらない豆知識のようなことをやっているかといえば、作者が読み間違えたからだ」
鶫 「……それって許されることなのか?」
千鶴「知らんな、まあサクッと注意事項といこう」
※この章を読む上での注意!
・ここまでの章の話は盛大にネタバレします。第01章も読まずにこれから読まないように!
・ここでの話は本編に関係しません。時間軸、場所、完全にパラレルなオマケと思ってください。
・そのため最初に書いたような「作者にキャラがツッコミを入れる」など、やや危ないネタも使います。
・オマケなので文章的におかしい部分があると思います。ネタであることが理解できる人が読んでください。真面目な話もしますが。
・なので、これを読んで作品の雰囲気が壊れた等の苦情は一切聞きません。覚悟してから読んでください。
・これ以降、登場人物名は基本的に頭文字のみになります。手抜きとか言わないで。
・この話の挿絵を描いてくれとか言われても、作者にそういうセンスはないので。むしろ誰かやってください。
ち「ということだ」
つ「これ、いきなり注意事項で遊んでるだろ」
ち「まあそうあまり野暮なことは言うものではない。それに、ここからツッコんでいたら体力が持たんよ?」
つ「いや、待て。最後のはなんだ?」
ち「おや、言っていなかったかね?今、私たちの格好は――水着だと」
つ「格好つけて言ってるが、ただの変態だな!」
ち「まあオマケでサービスだからな」
つ「ぶっちゃけすぎだ!お前何様だよ!」
ち「学園の最高権力者様だよ。鶫を水着になどすぐ出来る」
つ「職権濫用だな……」
ち「いや、逆に考えてみてくれ、本編で急にサービスが入って冷めることはないんだと」
つ「まあ、あまりそういう層にアピールしない話の展開だしな……」
ち「ぶっちゃけ、血の雨が降りそうなお話ばかりで、とてもサービスなんてやってられないからな」
つ「私たちも戦うか仕事してるかどっちかの感じだしな。でもテコ入れで水着回はちょっと……」
ち「だろう?真面目にそういう話を考えるより、絵のないオマケで水着の話だ!」
つ「待て。猛烈に必要ない気がしてきたんだが」
ち「何を言う。今!この瞬間!鶫の水着を堪能できるのは私だけなのだよ!?」
つ「お前はオマケでも本編でもやってること同じじゃないか?」
ち「鶫への愛は変わらないよ。ああ、貴重な鶫の水着姿!」
つ「訂正しよう。本編より悪化しているな」
ち「さて、私たちは何の話をすればよかったのかね?」
つ「急に素になるなよ。流石について行き辛い……読者が」
ち「読者か。それは確かに、な」
つ「さて、話を進めるが……ここに一つ手紙がある」
ち「唐突だな。差出人は「日向 葵」……作者か」
つ「ものすごく胡散臭いが、開けてみよう。えー「皆さんの能力を解説してください」だと」
ち「ふむ。今の流れは必要だったのか?」
つ「ああ、まだ裏に文章があった「どうしても一度やってみたかったのでやった。後悔はしていない」だってさ」
ち「しかし、私たちの能力などネタバレだらけで解説など出来ぬだろうに」
つ「まあ、やってみれば何とかなるんじゃないか?裏設定もあるし」
ち「では、私の『念動力』からいこう。知ってのとおり最強だな」
つ「この作品は最強が多すぎる」
ち「冷静なツッコミだ。まあ、ここまで読んで私が主人公とか、最強すぎるとか、主人公活躍しろよとか思うかも知れんが……」
つ「いや、待て……それはネタバレじゃないのか?」
ち「このぐらい言ってもいいだろう?水着でサービスしているのだぞ?」
つ「お前は本当にやりたい放題だな」
ち「とりあえず、この後の主人公には注目、というところだ」
つ「そんなハードル上げて大丈夫なのか?」
ち「私は主人公と言っただけで、この作品には主人公が二人いるのでね」
つ「卑怯な言い方だな……」
ち「玉虫色の答え、とでも言ってくれたまえ」
つ「でも、お前が最強……いや、私からしたらお前が最強というのが納得いかないが」
ち「そうだな。私もいろいろと弱点がある。しかし、そう易々とそれを晒したりはしないさ」
つ「あ、弱点を知っている私だから最強に見えないのか」
ち「他の者も同じだよ。強い者も皆、弱点がある。それを知ればあまり強いと感じぬかもしれん」
つ「なるほどな……」
ち「ちなみに『念動力』は伝承・神話などが元ではなく、超能力として知られていたものを元にしている」
つ「要するに『手を触れずに物を動かせる能力』だな。しかし、千鶴の場合は規模がな……」
ち「それだけ強力なのだよ。まあコントロールも難しいがね」
つ「ふーん……」
ち「どうしたね鶫?そんなに見つめられると照れてしまうよ?しかも水着で!」
つ「流石にそのネタだけで引っ張るのは、苦しくないか……」
ち「さて、これ以上は壮大なネタバレとなりそうなので、そろそろ鶫の話にいくとしよう」
つ「私の『傲慢狩りの合成獣』か……これ漢字の方が無茶苦茶だよな」
ち「いきなりツッコミから入って大丈夫かね?」
つ「いや、一応言っておくべきかと思っただけだ。能力は作中をみてくれ」
ち「ふむ。伝承も作中に書いてしまったね。鷲の翼と上半身、ライオンの下半身だったか」
つ「鳥・獣の王の合体ってことで、よく王家の紋章に使われたらしい」
ち「ちなみに、伝説の生物として歴史は古いそうだ。鶫の力は長く伝承されているのだな」
つ「あと、裏設定の話だが……この作品、学園側は全キャラ鳥が名前のどこかに入っているだろ?」
ち「ああ、確かに言われてみればそうだな」
つ「これ、当初は能力者とそうでない人が入り混じる予定で、能力者は鳥の名が入る予定だったらしい」
ち「待て。説明しきれていないぞ?」
つ「焦るな。それで、能力者の始まりは「飛ぶ人類」を想定していたらしい。なんで、空を飛ぶ能力は何としても持たせたかったんだと」
ち「それで『傲慢狩りの合成獣』か。強さとのバランス取り、というところかね?」
つ「まあそんなもんだろう」
ち「さて、秋時の『魔法の弾丸』だが……」
つ「語れることは多くないな。作中でほとんど語っているし」
ち「能力や銃は作中で確認してくれ。一応省いてしまった背景を語っておくか」
つ「そうだな。まあ伝承中心だから『魔弾』や『魔弾の射手』がモチーフだと思われるかもしれないが……」
ち「実は、イメージしていたのは1963年のケネディ大統領暗殺事件の『魔法の銃弾』だったと作者は言っている」
つ「前者だと『撃てば必ず当たる』能力になってしまうからなぁ。その点『軌道を自在に操る』にはこっちの方が都合がいいらしい」
ち「ただ『魔法の銃弾』の方も『魔弾』を元にして名付けられただけで、特に変わりはないのだがね」
つ「現実にあった事件、ってだけだしな。しかも胡散臭いところもあるし……」
ち「おや、それは間違いだよ鶫。『現実に起きた事件で書かれた報告書の中で結論付けられた事象』だ」
つ「滅茶苦茶だな……どれだけ事実と異なっても、報告書の中ではそれが事実、ってヤツか?」
ち「それをここで鶫と討論する気はないが、それによって『認識された』ことが能力を固定させているのだよ」
つ「だんだん話が複雑化してきてないか……?」
ち「なに、複雑ではないさ。例えば歌を聴いたとき、「間違った歌詞」で覚えていてもそれがその『認識』ならそう聴こえるだろう?」
つ「唐突に話が飛んだな……だがまあ、経験はあるが」
ち「それが歌詞カードなど「正しい歌詞」を見たら、その瞬間に『認識』が上書きされる。聴いているものは同じはずだがな」
つ「なるほど。存在を『認識される』ことが重要、ということでいいんだな?」
ち「そうだな、周知され、認識され、それによってこの世に固定される。大事なことだよ」
つ「同時に、受け取る側で物事なんてどうとでも変わるとも言えるな……」
ち「私の鶫への愛は不変だがね」
つ「それでオチたと思ったら大間違いだ!」
ち「ま、こんなの所詮、脇道話だ。真面目にやったところで面白くもない」
?「で、千鶴。そろそろ妾の出番か?」
ち「なんであなたがここに居るかな」
?「この辺りが妾の出番と聞いて、会いに来たのであるが?」
つ「いつも通り迷ったんですね。お帰りはあちらです」
?「随分と妾をぞんざいに扱うな。わざわざ出向いてやったというに」
ち「あなたが大人しくしていてくれる方が余程有難い。探す手間がない分ね」
つ「こればかりは同意するしかないな」
?「むむむ……こんなに可愛らしい妾がぞんざいな扱いとは、納得いかんな。さーびすとやらではなかったのか?」
ち「私は子供は相手にする気はないのでね」
?「子供?主と妾で――」
つ「はい。そこまで!」
ち「む。ネタバレか」
?「それはいかぬな。干渉しすぎるのは好まぬ。また会おうぞ」
ち「ふぅ。予想外の飛び入りだったな」
つ「私も秋時が来るものだと思っていたんだがなぁ」
ち「しかし、そろそろ終わりのようだよ。最後のアンケートコーナー、だそうだ」
つ「何をアンケートするんだ?」
以下の質問に良ければお答えください
1、第11章「王者の力」の最後で千鶴の力が念動力だと明かされたとき
2、第16章「王者の決着」で水月が戦闘に入ってきた事について
1:予想外で面白かった
2:予想は付いていたけれど面白かった
3:予想外だったけどつまらなかった
4:予想通りでつまらなかった
5:その他(出来れば何か記入してくれると嬉しいです)
の何番に当たりますか?番号でお答えください。
20.5章アンケート:1、2、(コピーしてお使いください)
ち「つまり、作者はこの辺りが気になっているということなのだな」
つ「いやまて、私の活躍はどうした」
ち「鶫の活躍は……なぁ」
つ「言葉を濁すなよ……あと、ここに呼ばれてすらいない秋時はどうした」
ち「あいつの活躍について聞くことがあるのか?」
つ「……私たち姉弟はアンケートにすらならないのかよ!あと、なんで唐突にアンケートなんだ!?」
ち「鶫は随分と根本的な所にまでツッコミをいれるな。ま、ここで日付が変わるので一つの区切り、という事だそうだ」
つ「かなり時間がかかったような気がするが、これで一日なのか……」
ち「正確には二日だ。これで初めから読み返すと、また印象が変わるように作ってある……らしいぞ」
つ「お前の印象はあまり変わらないがな」
ち「アンケートは一言感想や、活動報告のコメントなどに書いてくれるとありがたい。もちろん、無視してくれても構わんがね」
つ「それはスルーされるフラグじゃないのか?」
ち「大丈夫だ。その時は私たちがどこまでもこの会話を続ければいい」
つ「勘弁してくれ。というか、いつまでやるんだ?」
ち「いつまでもやるさ、何せ私たちは水着なのだからね!」
つ「最後までそれかよ!というか、冬に水着だと寒いだろ!」
ち「最後にそのツッコミかね?ここは暖かい場所だが……次は温泉のフラグだね?」
つ「……もう勘弁してくれー!」
ち「……オマケにしては容量ありすぎないだろうか。コレは」
つ「何も考えずに書けばこんなもんだろ。これでも普段は真面目に考えて書いてるらしいぞ」